山行実施日;2014年3月23日
参加メンバー;Ki.K、Mi.M
この山は09年の新年ハイクにルートファインディングと地図読みが必要な里山と紹介されていた。その年の2月末にMさんと節分草をみてから登った。このときはカタクリの里から右の尾根にのぼって尾根筋を何とか辿って、尾根のピークまで行った。この時のピークは笹の藪で前方の植林された尾根に引きずられて、左の尾根が探せず戻った。
今回は尾根のピークから左(北)に向かう尾根にのって電波塔のある山頂まで届いた。電波塔のフェンスに谷倉山と書かれた小さなプレートがかかっていた。
ここからは稜線にむかって適当に登る。左に折れ、465メートルのピークに着く。ここからが本格的な地図読み、Mさんと二人でルートを探しながら行くが、黄色のテープについて行ってしまい下降してしまう。
左前方を見ると、雑木の緩斜面が見えた。ここで間違いに気がつき登り返す。もういちど地図とコンパスで確認して、南に尾根を外さないように雑木の斜面を進む。前回まちがった二つの尾根が見える。ここは尾根と谷が複雑にいりくんでいて見つけにくい。
少し行ってはピークである。尾根、谷をよく見て、コンパス、地形図、高度計で現在地の確認をし、じっくりと時間をかけて進む。
ここの山中は踏み跡やテープなどは全くない。私たち二人だけである。初めて体験した感じで、新鮮克つワクワクしながら真剣に進む。ちょっとした岩場が一か所あるだけの、雑木が主体の明るい尾根は気持ちがよい。
尾根の末端に近くなって、杉林の間から、目当てにした寺が見え、間違わなかったことに、ほっとしたと同時にささやかな達成感も味わえた。更に今回は間違ったことで見えてきたこともたくさんあって、山についての良い勉強にもなった。
最終目的地の、里宮星野神社の裏山はかたくりの群落だった。今年の春も誰に見られるもなく、斜面一帯にピンクに染めていたことだろう。
前回一緒に行ってくれた会員のみなさん「ごめんなさい」待ちきれなくて、行ってしまいました。(Ka.K記)