山行実施日;2014年4月25日~28日
参加メンバー;Ry.K、To.U、Ka.I、Yu.I、To.H
4/26 沢渡6:20-タクシー-上高地7:20・・・徳澤園9:15・・・ババ平付近BC14:20
4/27 BC5:10・・・槍ヶ岳山荘10:30・・・槍ヶ岳12:30・・・BC16:30
4/28 BC7:50・・・上高地13:20
雪山初級最終の山行である。天候は心配なさそうである。上高地開山祭は4月27日で各山小屋開も27日とのこと。釜トンネルは前の週18日から通れる。沢渡駐車場はまだ山小屋が開いていないせいかガラガラだ。明日の為に少し飲みテントで仮眠する。朝方、同乗者を探しタクシーで上高地へ。4月から消費税が上り料金が細かくなり割り勘がしにくい。河童橋はまだ人は少ない。上高地から横尾まで、暖かい日が多かった為か、雪が例年より少なく感じる。遊歩道には除雪もしているがほとんど雪がない。
前穂高岳、明神は雪と岩のコントラストが綺麗まだまだ冬山だ。横尾で涸沢方面と槍ヶ岳方面に分かれるが、ほとんどの登山者は涸沢方面に向かう。横尾からは静かな山行である。雪の合間からフキノトウがあちこちに、今晩のつまみに少し取る。途中Iさんの靴底のはがれに気が付く。修理して2年間履かなかったそうで劣化なのか修理ミスなのか。このままではアイゼンも装着できないので応急処置し体力のあるWさんに横尾まで送ってもらい我々はテンバに向かう。
Iさん徳澤園泊まったそうで料理も環境もすごく良かったとのこと。槍沢ヒュッテはまだ開いていないが、ガイド山行のみ宿泊ができる。槍ヶ岳山行基地になっているようだ。小屋から少し上がり平らな所にテント張る。料理長Uさんの豪華版キムチ丼。いつもの宴会であるが早めに寝る。
翌日3時起き5時出発。ここから槍ヶ岳は長丁場である。好天気に恵まれ槍沢はアイゼンが良く効く。目印のポールが立ててあり迷うことは無い。左右の沢からのデブリがあるが槍沢の雪は安定している。ボーダーやスキーヤー又ガイド山行者と人数は多くないが真っ白な沢筋に点のように見える。真っ白く広くどこまでも続く…ここに来てよかったと感じる瞬間。しかし雪の急斜面に難儀するが、帰りの時間も気にしないといけないので、のんびりとはいかない。何とか槍ヶ岳山荘に到着。
今日が小屋開き除雪と準備で大変そう。槍ヶ岳に向かう装備とロープワークの確認し山頂へ向かう。最初にガイド山行の9人ほどのパーティが登っているが交差地点が心配だ。岩稜と雪壁のミックスで滑落すれば危ない。やはり途中の雪壁でガイド山行と交差。 ロープにつながれ大勢でがつがつ降りてくるので雪の塊がごろごろ落ちてくる。岩陰で降りるのを待ってから雪壁を登る。
何とか梯子まで行き待望の山頂。天候に恵まれ360度の展望。富士山もかすかに見える。帰りの雪壁を心配し早々に降りる。雪壁は最初にWさん降りてもらいロープ工作。しかし雪壁のロープが斜めになるので自分が最後と思ったが降りられないというので再度ロープ工作。
雪壁の上に支点を取りロープセットし下降する。最後はKさん50mロープを一杯まで使うためKさんは自力で下降してもらう。何とか怪我も無く槍ヶ岳山荘に到着。
急にガスが噴き出し視界が悪くなる。頂上から早々に降りてきたことで、みんなが良かったと喜んでいた。あとはテントまで槍沢下りでルンルンと思いきや下部は雪が緩み膝くらいまで潜る所あり潜らない所有で歩きづらい。
Wさん、尻セードでスルスル。ボーダーとスキーヤーがアッという間に下降していく。何とかテンバへ。残ったアルコールで宴会。帰りはゆっくりと下で待っているIさんの元へ、しかしフキノトウを取りながらなので、約束から1時間半遅れの上高地で合流。良い天気に恵まれた槍ヶ岳でした。(To.H記)
感想〉
天候に恵まれての山行でした。さほど渋滞することなく山頂に到達し、展望を満喫する事が出来ました。
(Ry.K記)
昼夜共に暖かく好天に恵まれ、無事登頂でき大変満足しています。ただ、足場が悪く高いところが嫌いな僕としては、最初で最後の槍ヶ岳になったのではないかと思います。(W辺記)
雪山初級5回やらせていただきました。天候に恵まれない時もありましたが、無事故でよかったと思います。皆さんの協力のおかげです。ありがとうございました。
(To.H記)