2016年2 月 17日
大室山山麓の『さくらの里』 の閑散とした駐車場で車から 降りると河津桜?だろうか、 五分咲き程度花開いている。 その他には殆んど花は開いて いない。 大室山への登山道を捜しに 浅間神社周辺を周回するが 「登山禁止」の文字ばかりで ある。中年の夫婦連れも登り 口を捜していたが諦めてリフ ト乗り場に向かっていった。 私たちもリフト乗り場を目指 す、が、強風のためリフトは 動いていないので駐車場に戻 る 帰 。 りの途中、同行の女性達 は大室山の斜面を視ている。 日光と強風の中、斜面がざわ ついている。薄が自ら意志で 揺れ球場のウェーブのようだ。 予定通り日曜日の野焼きが風 雨で延期しなければ黒い痕し か見られなかった。暫し見惚 れてしまった。 閑散として静かなさくらの 里には小さな子を連れた家族 がボール遊びに興じている。 桜の満開には程遠いが、小さ な子は嬉しそうでお母さんも 楽しそうだった。 大室山頂上から見たかった 次の目的地城ヶ崎海岸へと向 かう。
【伊豆城ヶ崎海岸】
三毛などの数匹のネコが出 迎えてくれるが、傍には寄っ て来ず、付かず離れずの距離。 毛は寒さ対策かフサフサして いるようだが、触れないので 太っているかどうかは判らな い か 。 んのん浜は砂地ではなく 大小様々な角の取れた石がた くさんある。大室山から流れ 出た溶岩大地はがっしりして いる。イソギク、石楠花のよ うな葉の植物(トベラという らしい)が所々に生えている。 陽射しがあり風を遮る場所は 暖かい。今年の立春頃からそ う感じている。しかし、太陽 が隠れたり、風か出てくると あっという間に寒くなる。 台地の先っぽにある真球の ドリルストーンには波飛沫が 時折かかり近付けないがこの 目でしっかり確認出来る。 付近は磯釣りのメッカらし く釣り人がたくさんおり、時 折魚を釣り上げている。ウキ の先にはカモメが群れて魚を 狙ったり波間に浮き休んだり している。トンビも高く滑空 している。カラスは釣り人近 くの岩場で羽を休め釣り人か らのプレゼントを期待してい るのだろうか? 沖合いの数隻の船はゆっく り移動しており、伊豆大島、 利島、新島?も見える。真昼 の半月も気持ち良さそうに青 空に漂っている。 舞っていたトンビが突然海 面に急降下し魚を鷲掴みした ようだ。鎌倉と異なりカラス がトンビを追いかけるが、ト ンビは断崖絶壁上に止まると カラスは諦め、去っていく。 いつしか、何事もなかったよ うに落ち着いた岬に戻ってい る こ 。 んなのんびりとする時間 は久々なので、潮が引くのを 待つ間も有意義な時間が持て た 日 。 も落ちてきたし、波もま だドリルストーンに時折波も 掛かるので引き上げる。◆2 月 17日 ◆S々木( 雅) 、K端、TK、 フランスの作家マルセル・ プルーストの《失われた時を 求めて》に『発見の旅とは、 新しい景色を探すことではな く 、新しい視点を持つことで ある』という言葉があるらし い し 。 かし、いつも新しい視点 は見つからない。むしろ、他 の方の会報の山行文の中に 『片栗が凛として男性的』『山 は協調性が大事!』などはっ とするものを見つけることが 多い。今回の旅でも同行者 から新しい視点を提示して戴 いた。 同じ山行でも視点・感じ方 など十人十色。同じならそれ はそれでまた微笑ましく楽し い。色々な方から色々な視 点・観点の山行文の投稿を強 く希望しています。
◆2 月 17日 ◆S々木( 雅) 、K端、TK、