2017年9月5日
講師:S木勝久さん
K原塚きみよさん
K池さゆりさん
- 参加者:二十三名(見学一名)
◇山筋ゴーゴー体操
参加者全員でビデオのガイドに沿ってやり方を学ぶ。真面目にすると、結構疲れます。
★来月からは第一例会の開始三十分前の七時から毎月行います。
労山のHPでもビデオで見られます。(取り扱い注意)
毎日同じ時間帯にすることが継続できる決め手とS木さんからアドヴァイス。
◇事故発生状況:鈴木さん
第十四回山岳遭難事故調査報告から、事故発生の特徴について簡単に説明していただく。
山岳遭難事故者数は、三千名でそのうち山岳団体加入者は約三分の一の千九十名。組織されていても個人会員の事故者が多いと予測されている。組織の発生率は未組織を大幅に上回り、未組織の十倍ということである。労山の組織数に対する事故発生率はほぼ変わっていない。事故内容の特徴は、事故年齢の高齢化六十代から七十代、増加した原因として疲労が挙げられている。
S木さんの感想として
・いつまでも登れる体力作り
・セルフレスキューの徹底
・集団行動の見直し
◇ハイキングのためのロープワーク:河原塚さん
K原塚さんは、山行の際に山の危険性が高い場合にロープを携帯するそうです。
八ミリ15~6m.簡易ハーネス用のシュリンゲ、ロープに巻き付けるためのシュリンゲ、長めのシュリンゲを一人一本持っていけば集団ならつなげて使用できる。捨て縄にするための余分分も持っていくと良い。
携帯するシュリンゲは自分用に長さを調節しておく。
救急用品は個人装備が望ましい。ストックは、アクシデントがあった時に便利なので中高年は必ず持参すると良い。
ロープワークはしっかりした技術が必要なので、安易に行わないことも大切。
など、経験に基づいた貴重なお話を聞くことができました。
山行部では、今後フィールド(鹿沼の岩山)での、実践セルフレスキューを企画しているそうです。
◇秋の山行を楽しむために気を付けること:菊Tさん
会員三人の方の経験談の紹介
・秋は日の出が遅く日の入りが早いので、歩行時間は余裕をもって行動する。
・九月の十五日、涸沢から北穂へ向かう途中雪が降りだし、岩の表面に薄い氷が張った。
・雨に濡れた落ち葉は滑り易い
◇軽量コンパクトな装備の紹介
・チェーンアイゼン
・クラッシャブルランタンシェ
ード(ヘッデンに被せてテント内で使用する)
・軽量ミニランタン
・軽量ツェルトピコシェルター
・浄水器ソーヤミニ
報告者:S田光子