2020年2月29日
2月最後の日に、冬季の平標山を歩くことができました。火打峠からヤカイ沢左岸尾根を登り、山頂から松手山コースを下る周回ルートです。
平標山は、群馬県と新潟県の県境にあり風の影響を強く受けます。みなかみと越後湯沢両方の天気予報に恵まれないとなかなか登れない場所です。出発の前々日まで、天気予報に翻弄され二転三転しましたが、最終的には好転して登ることが叶いました。今季は、なかなか雪山に登れずにいたので、登れることが兎に角嬉しかったです。
私たちは火打峠から入り、ヤカイ沢左岸尾根に取り付くために、鉄塔を目指しました。山スキーの方々が登るヤカイ沢ルートを離れ、左岸の急な樹林帯を詰めます。鉄塔の下に着くと、ようやくヤカイ沢左岸尾根に乗ることができました。右側には小ぶりな雪庇が続きます。新雪は深いところで膝下あたりまで。みんなで交代しながらラッセル。実は初めて経験しました。先頭は体力を消耗するけれど、真っさらな雪面に自らルートを刻む楽しさを味わいました。楽しかった!
山頂に到着すると、東に仙ノ倉山、万太郎山、谷川岳に続く白く美しい稜線。北には日白山に続く柔らかな稜線が見えます。360度、どこを見ても素晴らしい山々が広がっていました。雪化粧をした美しい山々をたくさんたくさん撮りましたが、みんなで楽しく登っている写真が一番輝いていました。心に残る冬季の平標山でした。
左:仙ノ倉山 右:平標山
■メンバー
リーダー:GK、MS、M田、O川ま、他2
■コースタイム 9時間55分
火打峠駐車場~鉄塔下~ヤカイ沢左岸尾根~平標山1983.7m~松手山~火打峠駐車場
■総距離 11.60km
■移動平均速度 1.7km/h