2020年11月7~8日
~1日目 茂来山~
6時に川越駅集合、2台の車に分乗して茂来山に向かう。心配された天気は予報を覆し快晴! 紅葉も盛りで楽しい山行が期待できそう。楽しみ!
スタート地点の槇沢登山口への林道は約2キロに渡り悪路が続く。車底を何度か擦りながら登山口に到着する。
登山口からは、落ち葉を敷き詰めたのぼりが続く。地元小学生の遠足の山と聞いていたが、登山道は結構な急登が続きビックリ!?
<落ち葉の絨毯を踏みしめて登る>
浩宮様登頂の記念碑が建つ山頂は、360度の眺望が広がり気持ちが良かった。
<茂来山 山頂>
山頂で地図を見ていると、近道ともいえる尾根を地図上に発見。バリ好きなGKさんの心を揺さぶるが、そこはさすがリーダー、グッと堪えて計画通りのルートでの下山となる。
<バリを行きたいGKリーダー>
下りは、この山のメインともいえる「コブ太郎」に会う為に霧久保沢ルートを選択する。コブ太郎とは、林野庁の「日本の巨人たち百選」に選ばれた樹齢推定250年のその名も「トチノキ コブ太郎」の事。下山開始から約1時間でコブ太郎に遭遇。立派なコブを鑑賞しながら大休止。
<トチノキ コブ太郎>
下山後は林道を歩き、国道に出たところからタクシーで車の回収に向かい登山を終了する。軽いハイキングとしての油断があったが、侮れない急登に痛めつけられた山行となった。
~駒出池キャンプ場~
それぞれがテントを張り、食事を作り楽しく過ごした。11月とは思えないくらい暖かく、ぐっすりと眠れた。環境が整ったキャンプ場でのテン泊だったが、これを機にどんどんテントを担いで山に行ってほしいなあと思いました。
<テン泊体験>
~2日目~ ニュウ→稲子岳→東天狗岳
白駒池駐車場からスタート。すぐに白駒池に到着する。白駒池では、秋特有の雲が水面に映りこみ山影とのコントラストが最高に映える風景に満足する。
ニュウへは、モフモフの苔の中を歩き約90分で到着。いきなり岩場の山頂が現れる。富士山をはじめとする山容や白駒池などが見渡せていい感じ! ニュウからは、今回のお楽しみである中山峠までのバリエーション。こちらもモフモフの苔がいっぱいで、ジブリの世界にいるような感じ。
<モフモフの苔>
稲子岳のピークは、マジックで書かれており、それがまたモフモフのおとぎの世界の風景とマッチし過ぎていた。山頂からは目の前に天狗が荒々しく聳え、壮厳な眺めが得られた。
<バックには天狗と硫黄>
一般道に入ると中山峠まではジブリの世界が夢だったかのようないきなりの急斜面。山標には40分と書いてある。ゼイゼイいいながらも約30分で到達した。ここから天狗へは稜線伝いの為風をもろに受けるが、幸いにも強風と言う事もなく寒さも感じられずに歩けた。
東天狗の山頂でも風は大したことは無く、近くに聳える赤岳や阿弥陀岳、遠くには甲斐駒や北岳などの南アルプスが望め、快晴の中ゆったりとした時間を過ごせた。
その後は、中山を抜け高見石に向かうが、展望台からの下りは今回の核心部となる。日陰にあたるのか、凍り付く下り斜面、大きな石がゴロゴロ、濡れた丸太も登場してきた。鬼滅の刃バリの「全集中!」で対応するが、延々と続くツルッツル地獄には辟易し1本立てることとなった。
高見石小屋を経て、白駒池にたどり着くと、1日の終わりを惜しむような朝とは異なる静かな水面が迎えてくれ約10時間の山行の疲れを癒してくれた。
<高見石小屋横の展望台>
<白駒池 ゴールはもうすぐ!>
~2日間の行程を経て~
天気に恵まれ、紅葉にも間に合い、楽しい2日間の山行でした。テン場ではお酒も沢山飲めて楽しい時間を過ごせました。次はどこ? また行きましょう!!
<期日>:11/7(土)~8(日)
<メンバー>:GK(L)、O川ま、M田、T川、T羽、他会員外1名
<行程>: ◇11/7(土):茂来山 槙沢登山口9:30→11:00茂来山頂11:10→12:05コブ太郎12:20→霧久保沢登山口13:00→13:50国道299号線(ゴール)
駒出池キャンプ場にてテント泊実践練習
◇11/8(日):八ヶ岳 白駒池駐車場6:10→白駒荘6:30→ニュウ8:10→稲子岳9:36→中山峠10:50→12:00東天狗岳12:30→15:00高見石小屋15:25→白駒荘15:55→16:05白駒池駐車場
記:T羽