岩場整備報告 名栗・湯基入(とうぎり)の岩場

2020年11月6日

人が入らなくなって、荒れてしまっているけど、とても良い岩場がある」

そんな話を以前の例会でお聞きし、「その岩場を登れる状態に回復できないのかなぁ」と漫然と考えていました。それで、結城さん、M谷さんに続いて、S田とさんが下見に赴き、結果、湯基入の岩場を整備することに決まったと知って、どうしても参加してみたくなりました。

林道の崩壊に伴い、アプローチは登山道で1時間弱。しかし、その登山道も崩れている箇所があり、クライマーたちの足が遠退くのも仕方がないのかもしれません。

それでも、登山道の荒れた箇所に比較的新しいロープが張ってあったり、迂回路が付けられているのを見ると、この登山道を大切に使っている人たちがいることがわかります。そんな道の先にはどんな岩場が待っているのだろうと、期待に胸が膨らみます。

湯基入の岩場にたどり着くと、岩は苔でうっすらと緑色を帯び、岩の割れ目からは木々や草が生え、まるで岩が毛布にくるまってウトウトと居眠りしているかのよう。

広くはありませんが、日が差して明るさがある岩場。しっかりとしたボルトが打ち込まれており、確かに、整備すれば良い岩場になりそう…!

北側は沢に面してクライミングに不適とのことで、正面と南側の二手に分かれて清掃を開始。ブラシで苔をこすり落とし、草をむしり、木を引っこ抜き…と、清掃が進むにつれて、白く美しい岩肌が表れてきます。特に、S田とさんの気合いの入ったブラッシングにより、S田とさんの清掃した箇所はすっかり苔が落ちて、岩がピッカピカ!

草むしり中

清掃を終えて岩を眺めると、なんだか岩がうれしそうな、また、誇らしげな表情をしているような気がします。

それでも、こういった清掃の効果は一時的なもので、登る人がいなければ、岩はまたすぐに苔と草と木に覆われてしまうとのこと。願わくば、会の内外を問わず、いろいろな人が湯基入の岩場を訪れ、クライミングを楽しむことで、この岩場が生き生きと美しい状態を保持していけますように。

メンバー:S木(L)、S田と(SL)、A部み(幹)、M谷、T田、MS、T川

行程:大名栗林道ゲート8時(登山道)→湯基入の岩場8時50分(岩場整備)→湯基入の岩場16時(林道)→大名栗林道ゲート17時

記:T川