第一例会報告『2020年度学習会を振り返って』
2021.06.01実施 ZOOM参加者18名
6月1日今年度最後の第一例会学習会を開催しました。今回も、ZOOMのみの開催となりました。
テーマは1年間を振り返ってアンケート結果の説明です。
今年度は、コロナのため予定通りの学習会が出来ず、内容の変更を余儀なくされたことが多々ありました。机上学習と会山行での実践をセットにする予定でしたがコロナにはばまれてしまいました。担当者として心残りです。
ZOOMのみの回・シーノとZOOM併用の回と両方ありましたが、ZOOMを使う事で参加しやすくなったのでしょうか、多い時には25名の参加者を見る回もありました。
一方、テーマは大まかにし、講師の方のやりやすいようにしていただきました。急な予定変更により、講師依頼も直前になり、ご負担をおかけしてしまった方もいらっしゃいます。講師をお願いした方々は会員の方々です。多彩な方々の集団でもありますね。
参加された皆さん、講師をやってくださった方々、ご協力ありがとうございました。
2020年度の学習会を、メインテーマと簡単な説明文と共に振り返ってみました。
Ⅰ.今年度の学習会を振り返って
11月4日『事故報告と事故発生時の対応』 講習:Y城さん・K池さん
マルチクライミング終了後一般道を下山中、K城さんが転倒し自立下山が出来ずにヘリで搬送されるという事故が発生しました。ヒヤリハットの羅列だけでなく、この事故を例にし、事故発生からヘリ要請と搬送、同行者の対応等の経過報告と反省点、事故一報を受けた側の対応を話し合いました。
12月1日 「山行計画書の書き方」 講師:H竜さん
「山行計画書」は事前に作成し、規定の期日までに山行管理等に提出するものであり、万一時に利用するものです。当会規定の計画書の書き方を再確認していただきました。
2021年
1月5日 「雪山装備の一例紹介」 講師:Iさん
雪山では無雪期とは違った雪山独特の装備が必要となります。東北の雪山に詳しいI瀬さんに、雪山において実際に使用している道具や使い方、東北の山の魅力等について説明していただきました。
2月2日 「①コロナと山に関しての悩みやグチ」 アンケートより
「②HPの使い方の疑問 」講師:H竜さん
①コロナと山に関しての悩みやグチ
新型コロナウイルスが山行にも大きな影響を及ぼしている状況下、会員は何に注意し、どんなことに悩んでいるのか。事前に依頼したアンケートの回答を紹介しながら会員同士で話し合いました。
②HPの使い方の疑問
大宮労山のホームページは会員が使いこなせていない状況です。新設された「さくらポケット」と「売ります買います」を中心にH竜さんに紹介していただきました。
<装備貸出表>
・会の共同装備品を借りる際に使う機能(新設ではない)。借りる人が入力をすることで、貸出状況(保管状況)が把握できるが、徹底されていないため、実際の状況とはズレが生じている。 必ず記入する事。
3月2日 「ヨガでストレッチ」 講師:S田Mさん
予め撮影した60分ほどの動画ZOOMで共有し、自宅のPCの前でヨガをやりました。
(動画はHPのさくらポケットに貼り付けてあります。)
4月6日 「春の天気と装備・行動・ヒヤリハット」 講師:K杉さん
一昨年、秋~冬にかけて基本編をやったので、今回はその続きです。
5月6日 「酒と山」 講師:Y崎さん
登山における酒の功罪をお話いただきました。
・登山は高度な全身運動であるにもかかわらず、飲酒との関係が取り沙汰されないのはなぜか。
→飲酒と登山事故の関係をまっすぐに議論しても良いのでは。
(正解した方々、コロナが収まったら一緒に行きましょうね。(I瀬))
Ⅱ.アンケート
5月中旬に教育部よりアンケートをお願いし、来年度取り上げて欲しい事項を回答していただきました。
以下、結果をお知らせします。
教育部アンケートのまとめ
回答数:のべ34名(感謝!!)
今年度の反省点など、学習会に関するご意見をお聞かせください。
27 件の回答
1. 汗をかかない方法があれば知りたいです。
2. 学習会の企画と準備、実施をしていただきごありがとうございました。もつリモートの実施により、山行からの帰宅も焦らずに、参加することができました。
3. 全て欠席ですみません。幽霊会員ですが、もう少しクビにしないで下さい。
4. TNさん お疲れ様です。あんまり頑張りすぎないでね ビスタリビスタリ
5. お疲れ様です。いろいろとご尽力ありがとうございます。今後もよろしくお願いします。
6. ・花の山、景色の良い山など、おすすめの山を紹介する機会があってもいいかもしれません。
・埼玉県50山の紹介はやっていただきたい。
・コロナで大変ですが、学習会と山行をリンクさせたいですね。
7. 教育部の皆様お疲れ様です。コロナ感染の中、積極的な活動ありがたいです。
来年度も状況は大きく変化しないでしょうが活動に期待しています。
8. 机上の講習と共に、実際の山行での実技講習も希望します。1泊のビバーク山行でセルフレスキューとロープワークを実践するなど。
9. スタッフは計画、実行大変だったと思います。お疲れ様でした。
10. 座学と実技をセットでやった方がいいと思います。
11. 一年間ありがとうございました。コロナで思うように動けない中、工夫して行っていたことに感謝します。来年度は机上学習と実技がセットで出来たらいいなと思っています。
12. 学習会の計画・実施大変だったと思います。本当におつかれさまでした。
13. いろいろ企画していただいて、たいへん勉強になります。ありがとうございます。
14. コロナにより、計画通りにいかないかもしれません。zoon対応出来る事も考えなければならないですね。
15. 1年に1回くらいは外部から講師(それほどの費用もかからない程度の?)を呼んでの学習会もありかと思います。
16. 教育部のみなさま、お疲れ様です。工夫を凝らしたオンライン学習会、毎回楽しく参加させていただいております。ありがとうございます。
17. 優れた内容でした。ただ聞いておしまいになりがちなので日々の活動に生かす工夫も
欲しいと思います。
18. 写真で振り返る会員それぞれの思い出の山
19. 学習会の立案・実施ありがとうございます。事故対応等命に直結する内容をお願いします。
20. 会・部がオールラウンドの山岳会として基本的な技術や知識など会員が学習できるよう第一例会を設けていることはとても素晴らしいことと思います。
参加者が少ないのは、もう知っている、マスターしているということなのか、知らなくても大丈夫と思っているからなのかは分かりませんが、会が学習会という形で発信し続けることはとても大切なことと思います。
大宮労山の登山に対しての真摯な考え方が学習会の存在に表れていると思います。息長く活動して欲しいと思っています。
取り上げる内容としては毎年ほぼ基本的なことの繰り返しで良いのではと思います。
また、学習会と山行部が連携した山行を企画できたらと思います。
21. 学習会(座学)と(山での)実習をリンクさせて身に付けやすく出来れば
22. 工夫したテーマで、いつもありがとうございます。
23. 「教育部」という名前は、上から目線で不愉快なので、変えた方が良いと思います。「学習部」とかはいかがでしょうか?「みんなで一緒に勉強しましょう」という意味で。
24. 入会したばかりです。これからの学習会を楽しみにしています。
25. 「“春の”天気」のように、題材を絞って扱っていただいたので、学んだことをすぐに活かすことができて、とても良かったです。
26. ・個人的な反省としましては、前もってお知らせメールが配信されているにもかかわらず、出かけて忘れてしまうことが多く、対策を考えます。
・基本的なロープワークと有りますが、合わせてロープ、カラビナ等ガチャ類を取り扱う際の注意事項等を教えて頂きたいです。
・難しいとは思いますが年に数回教育部主催で現地でのロープワーク、セルフレスキュー等実施。
27. 山ごはん、山の花、山の姿写真集、観天望気
28. 年間計画を立てた時題名だけでなく簡単な概要をHPに載せるかして欲しい。また、実施する2週間くらい前に資料等あれば実施した時、意見・質問を出しやすいと思う。
ハイキング・沢・岩等の装備の講習等実施してはどうか。ロープワークではなく、ハイキ
ング時のカラビナ・シュリンゲ・ロープの使い方も必要では。
29. コロナ菌とは。現在解っている事
以下、学習会参加者からの意見です
- おすすめの登山コース(体力・資金力・時期によって)
- 緊急時の対応シュミレ-ション ①現場での対応 ②山行管理~会代表の動きシュミレ-ション
- ここに上がっていることは定期的にすべてやらなければならないと思います。
- コロナウイルスについて分かっている事
- クライミングの基本・カテゴリー、危険予知などについて
- 皆さんがおすすめの山を知りたい。ヒヤリハットの経験とその原因と対応を知りたい。
- 「やりたい事」を、その都度公募したらどうでしょうか?「やってほしい事」では無く「やりたい事」ですから、言い出しっぺが中心になって準備する。
- 60代、70代の方々のお話を聞いてみると、皆さん色々な山に行かれていて、面白い経験もされているので、登山経験のお話をしてもらいたいです。海外登山の経験のある方にもお話をお聞きしてみたいです。
- ジオグラフィカ、ヤマップ等地図アプリの紹介及び使い方の講習
- セルフレスキューについて、搬送と応急処置について2回に分けて実施してほしい
- 山行計画書の書き方、出し方(提出のルール、時間など)
- ここに上がっている事は全て必要。
- 基本的な事の繰り返しが必要。
- モチベーションを持ち続ける事は大変だ。
- これから山を始めるので、学習会はありがたい。体系的にやってもらうと嬉しい。
- 人によって温度差があるので、団体行動は無理。最低限のトレーニングと山行チェックが必要なのではないか。
- お勧めの山やコースなど、具体的に教えて欲しい。
- 同じ事を繰り返して再確認する事が必要ではないか。
- 毎年同じ内容でもいい。山の食事。沢・ロープワーク等初心者向けの講習会をやって欲しい。
- 2000mを越えると高山病になってしまう。何か方法がないか。→1500Mmで1泊すると楽になる。次の日さらに1000m上っても大丈夫になることが多い(2500m倉いまで)。体質。筋肉量が多い人もその傾向にある。
☆回答してくださった方々ありがとうございました。これらを参考に来年度の計画案を作ります。ただ、全てのご要望にはお応えできないと思います。
報告者 TN