8月第一例会学習会(2021.08.03実施)報告
はじめに
今年度も教育部主催で、第一例会の学習会を行います。
今年度の計画は、総会議案書・HP・mountainでお知らせした通りですが、今後コロナの影響により変更はあるものと思われます。また、取り上げたテーマは、アンケート結果に基づいたもので、希望の多い項目を取り上げました。
1年間の内容を小冊子にまとめてはというありがたい提案もいただきましたが、コロナ禍の現状では印刷・配布に支障が出かねませんので、昨年度の資料はHPのさくらポケットに貼り付けてあります。今年度の資料はさくらポケットに、報告文はアップローダーに貼り付ける予定です。どうぞご覧ください。
☆8月のテーマ『地図アプリの紹介』☆
講師 I瀬さん ZOOM開催 参加者17名
コロナ下、低山での遭難事故が増えています。密を避けて気楽に出かけたための事故の可能性があるようです。地図アプリと山座同定アプリの紹介をしていただきました。
1.どんな地図を持って行くか。(I瀬さんの場合)
国土地理院地図・スマホ(ジオグラフィカ)・山と高原地図・ハンディGPS
2.地図アプリの紹介
・国土地理院地図・ヤマタイム・ヤマレコ・ヤマプラ・山と高原地図ホーダイ・ジオグラフィカ(そ れぞれの機能は資料を参照してください)
3. スマホ地図と紙の地図の比較
重さ・水濡れ・バッテリー・見やすさ・故障の比較
4. スマホアプリのおすすめしないところ
・GPSが不正確だとアプリも不正確
・ナビゲーション機能:うるさい。案内してもらえることに慣れる怖さ。あまり勧めない。
・GPS機能だけでも電池は消費する。
・機能が一つにまとめられているので、故障・電池切れになると何もつかえなくなる。カメラ・GPSなど 別々に持って行く。
5.スマホアプリとの付き合い方
・登山道の明確でない道を不安を感じながら辿っていくのも登山の楽しみの一つかも。
6.山座同定アプリの紹介
・AR山ナビ・山座同定ナビ(いずれも無料)
7.質疑応答・その他
・スマホは現在地の確認に使う。紙が基本
・行きたい所に行く時→アプリ
楽しみたい時→紙の地図
・ファーウェイを使っているが、GPS精度が良くない。
・オリンピックの開会式の時GPSの精度が落ちた。社会的な状況で変化させられる事がある。元々軍事 目的だった。
・ヤマケイオンラインの地図のコースタイムがいい加減な事があるかな?→いくつかのアプリで確認している。
・ログをつけると電池の消耗が早くなるような気がする。
・電池の消耗は、湿度・温度・使用年数などの条件で異なる。
・電池切れのため、ソーラーパネルを持って行く。
ソーラーパネル180ℊ くらい。ソーラーパネル→バッテリー→充電。太陽に向けながら歩く。
・ビーコンの電波でGPSが機能しなくなった事がある。逆もあった。ビーコンの捜索範囲が半分になる?
・電波が干渉しあうので、GPSは膝ポケットに入れておく。
・ゴーグルをするとメガネが曇るor凍る。
ヒーター付きゴーグル、ファン付きゴーグル等を使用している(持って行くバッテリーが増える)。
・老眼が進み地図が見えない
国土地理院地図を2倍に拡大コピーしている。
・最後は、地図の事に限らず雑談多数出ました。
8.I瀬さん総括
・スマホのアプリは便利ですが依存しすぎないで下さいね。スマホアプリの機能はスマホのGPS機能や電 源に依存するから万能だと思わないで下さい。
☆☆コロナワクチンはあくまで重症化を防ぐ物であり、感染予防ではありませんので、誤解のないように。気を付けて山に行ってくださいね。
報告 TN