湯河原幕岩・城山・鷲頭山 クライミング冬合宿 in 伊豆

2022年1月8日~10日

1/8 湯河原幕岩・・・予報では☀マークでしたが、寒かった。桃源郷エリアでアップ、その後は各自の好みのエリアへ。

1/9 城山・・・マルチ組(西南カンテ)とフリー(南壁)に分かれてクライミング

1/10鷲頭山・・・目の前に海&青空、キツツキのドラミングも聞こえる、昼寝をする人、暖かくてほぼ貸切り状態でのんびり。

宿泊はT田邸。たくさんのおもてなし&温泉につかり、心も体もほぐされゆったり、たいへんお世話になりました。天気に恵まれクライミング三昧の三日間でした。

参加者:M谷(L)、S田と(SL)、S木、Y田、K池、T川、M田

記:M田 

■M谷

毎年恒例のT田邸クライミング合宿、今年は名誉のリーダーを仰せつかりました。まずはT田さんに極力負担かけないようにやらなきゃ!と思いつつも、結局おもてなしにすっかり浸ってしまいました。

運動の後の温泉は本当に身体を癒してくれるし、手作りみその豚汁もサイコーでした。「リハビリだから」と言ってくださるT田さんにすっかり甘えてしまい、本当に感謝しきれないくらいです。クライミングも3日間、天気に恵まれて1日目の湯河原、2日目の城山西南カンテ、3日目は久しぶりの鷲頭と場所を変えて楽しめました。特に3日目はTシャツで過ごせる暖かい岩場で、参加者全員が近くのルートでワイワイ楽しめましたね。

当初、やむをえない都合で不参加になった方もいて、S木さんの軽トラを出してもらうことになりましたが、そのおかげで農園の野菜の煮物や焼き芋まで楽しませてもらうことができました。私の大の苦手の会計もK池さんが自ら引き受けてくださって、大感謝です。

そう、つまりは皆さんの思いやりのおかげで年初のクライミングが楽しく居心地よく安全にすごせた合宿でした。至らないリーダーを支えていただいてありがとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。

ねっとり超甘い! 石焼き芋はこの鍋から

■S木

やっぱり伊豆は暖かくて体が喜んでいました。昨年末は腰の不調でクライミングも終了になってしまうかと悲しい思いでしたが、伊豆と皆さんの明るさに少しずつ復活の兆しが感じられました。今年からすべてリセットし、登り直しながらカウントです。気持ちが前向きになれました。本当にありがとうございました。今年もよろしくお願いいたします。

鷲頭への入り口の鍋、昔はヤカンだったそうな

■Y田

暖かいエリアで3日も続けてクライミングができるなんて、ほんと幸せな3日間でした(*^^*)城山、鷲頭は初めてで、ルートも面白かったけれど(時間が許せば全部のルート触ってみたーい!)・・・それよりも核心で急におしゃべりになったり、マルチ前日の緊張なのか? ブツブツ一人問答するTさん、素晴らしい交渉力のKさん、メンバーの意外な面というか、素の姿? が見られてそっちのほうが楽しかったです。また、T邸も私は初めてで、とてもとても居心地よく、Tさんのお人柄ですね、ありがとうございました。感謝、感謝です。

鷲頭 マンボウの背に乗る

■K池

毎年T田邸合宿は私の恒例行事になっていますが、ここのところはコロナだったり、天気だったりで3日登れる年はそれほど多くなかったと記憶しています。今回は、本当に天気に恵まれ暖かなクライミング三昧でした。鷲頭は何年ぶりか? 久しぶりにマンボウの背に乗れて楽しかったです。しかし、他はビビり過ぎて核心が越せなかったり、勇気のなさに打ちのめされたりもありましたが(笑)、今年は恐怖心克服も目標のひとつだなあ、と思いました。リーダーとりまとめありがとうございました&ETタッチおめでとうございます。S木さん鍋、激うまでした。T田さん、何から何まで感謝です。Y田さん、長い運転とステキなトライありがとう。S田とさん、岩場の情報や参加者のフォローありがとうございました。みんなをなごませてくれたT川さん、M田さん面白かったよ、ありがとう。3日連続クライミングは体にくるね。

■S田と  

T田邸伊豆合宿の3日間

今年は今月3~4日で幕岩と城山のクライミングで、T田邸でお世話になり、本年2回目のT田邸伊豆地方のクライミング合宿、昨年からの不調を抱えながらの参加でした。そんなプラトー(調子の悪い時期が続く状態)からの気分転換の3日間はいつもの仲間に恵まれて楽しいクライミングライフでした。

初日は城山から幕岩に変更してのクライミングでしたが、案の定激混みで予定のルートがなかなか登れずに、「桃源郷」の一部と「サンバリー」、その後「ゼルダ11・a」辺りでクライミング、Y田さんが「ゼルダ」を2回目の? RPです。午後からは「帰還兵」などで登り1日目終了です。

T田邸までの往路「MXバリュウー」で買い出して、新規の山道にチャレンジしたけれど、どこかで道を間違って到着できずに失敗、仕切り直しで慣れた道からようやく到着、T田さんが温泉を入れてくれて待っていてくれました。

今回初めてのT田邸の訪問者はM田さん、Y田さんのお二人、T田温泉で体を温めて夕食の準備、S木さんの焼き芋をお美味しく頂き、そしてもう20年以上T田邸にお世話になっていますが、初めてお酒の飲まない夜でした。(何があったんだ?)

さて2日目は城山、マルチ組とフリー組に分かれてのクライミング、S木さんが「西南カンテ」の1ピッチ目を登り始めると、そのうち続々と南壁下部を登るクライマーが現れて、ロープの接触を考えて中途退却です。1ピッチ目をカットした取り付きまでのアプローチをご案内、前回の時より暖かく風もないので絶好なマルチ日和です。

M谷さんM田さんパーティーの登攀を見送って南壁下部で登っていたK池さん、Y田さんに合流してショートルートのクライミング、易しめの「ブルースカイ」を登っていたY田さんから、「面白いよ、と言ってたけどどこが?」とのご感想を頂きました。

その後「フレンチフェイス」に移動して「ハートルート10・d」と「ブラウンシュガー11・a」にY田さんがトライ、「ハートルート」は2撃、「ブラウンシュガー」はOS、流石に昨年から右肩上がりの快進撃のY田さんの気合十分なクライミングです。私とK池さん「スクールゾーン10・c」にトライするもダメダメな私は1ピンかけて撃沈、いやいや私全然登れませんでした。

午後はマルチ組と合流して「ロング・グット・バイ10・b」で遊んで、2日目の終了です。流石に2回目の帰りの道程新ルートでT田邸に到着です。この日はちょっぴりお酒を頂きました。

さて3日目は湯河原幕岩の予定でしたが急遽暫く行っていない「鷲頭山」はどうか? になって、何とか駐車場を確保して(S木さん、M谷さんに遠くの駐車場)もらい、先行して岩場に到着、連休3日目で、地元のソロクライマーを除いて貸し切りの鷲頭、登り放題のクライミングです。日当たりも良く暖かい、いや~鷲頭はこの時期最高です。

早速「左ルート5・?」でアップして、K池さん、M田さん、T川さんが「マンボウ10・a」にトライです。S木さんは「メイズ」、Y田さんとM谷さんは「ETハング11・a」にトライ、そしてM谷さんは念願の「ETハング」をRPのお持ち帰りです。

幕岩ゼルダに挑戦中

私はS木さんが張ってくれた「メイズ」の限定ルートに挑戦するもシンクラックに負けて右のクラックガバに逃げての登り、最終日も調子の上がらないクライミングです。K池さんは「マンボウ」を2度目のRPでリピート、「M谷ムーブ?」を決めての奇麗な登りでした。

相模湾の夕陽を見据えながらのクライミング終了、3日間不調ではありましたが、T田邸の交流で身も心も癒されたクライミング合宿でした。別荘を提供してくれたT田さんありがとうございました、そして皆さん3日間楽しく過ごすことが出来てありがとうございました。

伊豆合宿また来年も行こう!

■T川

クライミングのエリア選択に「城山マルチ」があったので、M田さんを巻き込んで、初心者ルート「西南カンテ」をつるべで希望した。誰と組むのかな~ とフタを開けてみると、M田さんはM谷さんと、私はS木さんとの組み合わせ。

大宮労山のレジェンド・S木さんと、ポンコツへなちょこの私? ルートも申し訳ないほどグレード低いけど、本当にいいの?! と、当日までオロオロ。皆さんから「S木さんと組める機会なんてもう無いかもしれないよ、しっかり学んできなさい!」と叱咤激励、背中をおしてもらう。

下部2ピッチは、複数のフリーのルートを横切る形になるため割愛。S田とさんが取り付きまで案内してくれる。「西南カンテ」と言うから、カンテを使って登る楽しいルートを想像していたら、S田とさん「カンテから外側は悪いから、カンテは使わず左側を登る」との説明で、初っぱなから予想を裏切られる。

まず1ピッチ目、S木さんが登っていく。青空の下、S木さんのムーブが美しく映える。しかし、S田とさんからの前情報通り、ピンがみえづらいとのこと。

コールがかかって登って行き、2ピッチ目の灌木を過ぎて岩場に出た辺りで支点を探すが見つからない。上ったり降りたり、右往左往するが分からない。しかも、S木さんの姿が全く見えないので、相談もできない。これ以上は悩んでも時間の無駄と、木に支点をとってS木さんに登ってもらう。パートナーの姿が見えないことが、こんなにも心細く感じるとは思わなかった。それで、ロープのたるみがないか不安になり、つい、ぎゅうぎゅうロープを引いてしまい、S木さんから「引き過ぎると、登りづらいよ」と

注意を受ける。S木さんが3ピッチ目を進んでいる間に、後続のM田さんが追い付いてきたが、「ここ、本当はビレイ点じゃないんです・・」

と残念なお知らせをする。私の迷いのせいで待たせることになり、申し訳なく思っていると、M田さんが、M谷さんから聞いたアドバイスなどを話してくれて、私の焦りや緊張をほぐしてくれる。

3ピッチ目に向かうと、2ピッチの本当のビレイ点は、予想よりずっと先だった。それを通り過ぎると大パノラマ! 壮大な景色に感嘆の声をあげるが、言い換えればそこは絶壁。しかもトラバース。もし落ちれば大きく振られてしまうし、加えて、ちょうど上半身の位置でハングしている部分があり、通過するのに緊張を強いられる。それでS木さんは恐らく、私が危険箇所を無事に通過できるように見守るためだろう、ビレイしづらい箇所にもかかわらず、トラバース終了地点でピッチを切ってくれた。S木さんが近くでビレイしてくれて、とてつもなく安心感がある。

4ピッチ目の「二間バンド」はただ歩くだけだが、S木さんが「今の支点だとロープの流れが悪くなるから、本来の支点に移動しよう」と二人で先に進む。その際、たるんだロープが崖下の木に引っ掛かって上がらなくなってしまっ

たが、S木さんがササっと回収。状況に応じて的確に判断、対応してくれるS木さんに本当に感謝しかない。

これからマルチ行ってきます!

5ピッチ目は、ややかぶり気味の岩場からチムニーにつなげて登る、ルート上で一番面白いパート。S木さんは軽々と登っていくが、私は途中で疲れ果て、チムニーの左右の壁に背中と足を突っ張ってレスト。そのままの体勢でジリジリと体をあげていくとホールドは豊富になり、最後は楽しく登れた。M谷さん、M田さんペアを待つ間にも、S木さんからロープの捌き方のコツを教わる。後続のお二人はすぐに登ってきて、無事に登りきれた事を喜び合う。一般登山道を下り、フリーのメンバーと合流すると、皆が温かく迎えてくれた。

今回、マルチとフリーと、大変ぜいたくな3日間を過ごさせていただきました。ご一緒させていただいた皆様、またマルチにお付き合いくださったS木さん、M谷さん、快適な宿舎と温泉とおもてなしをしてくださったT田さん、本当に本当にありがとうございました。

でも私、悩んだことがブツクサ口に出ちゃうクセ、きっと治らないだろうなぁ・・・これからもうるさいと思いますが、どうぞよろしくお願いします。

■M田

クライミング合宿、どなたが参加されるのか様子もわからず不安でしたが、清水の舞台から飛び降りて初参加。エキスパートそろいの顔ぶれに緊張が走りましたが、T川さんの名を見たときはホッとした心地になる(T川さんごめんなさい)。T川さんが西南カンテ希望ということで、私もご一緒させていただく。ガイドブックによると「西南カンテ…5.7、内容的には極めて易しくマルチピッチの入門者にはうってつけのルートといえる、ただし二間バンド下はセカンドも相応の実力が必要」。

1日目の幕岩ではT川さんと二人、「なぜこんな怖い思いをしても登るんだろうね?」と言いながら、リードの練習に精を出した。

2回目のマルチに緊張し、M谷さんとのパーティにも緊張、また貴重な時間を頂くことを考えたら、オールフォローで時間短縮でもいいかなぁ…などと言っていたら、「こんな機会はないよ!」と言われ、たくさん勉強させていただく気持ちでGO!

1ピッチ目はひたすらM谷さんの登ったラインを追い、登ったつもり。2ピッチ目 リードになるや怖さで体が硬くなる。前夜S田とさんからルートのレクチャーを受ける。1ピン目はリングボルト、2ピン目はRCCボルト、3ピン目はスリングがかかっている木ではなく反対側にある木に支点・・・と何度も復唱、頭に入れたつもり…にもかかわらず、下から「リングボルトがあるよ!」とM谷さんの声、自分の目の前しか見ていず、左頭上のボルトを見落とす。ルートを右に寄り過ぎ、RCCボルトも2mほど離れたところに見え、トラバースする羽目に。ルートに不安を感じながら進むと、ビレイするT川さんの姿が見えてホッ! ルートファインディングの難しさを知る。3ピッチ目はトラバース。絶壁ではあったがホールド、スタンスがしっかりあり、またヌンチャクの両方のカラビナにそれぞれのロープをかけるやり方を初めて目にしフムフム。あまり怖さは感じなかった(目の前しか見ていないから?)が、同時に絶対リードでは進めないとも確信、皆さん凄い! なだらかな流れの狩野川をチラ見する。二間バンドでは落石しないようにロープを引き上げ、最後核心のハングへ、M谷さんのルートを目で追ったが、同じムーブができるわけはなく、右往左往して腕はパンパンになり、「マルチでテンション! ってあり?」と馬鹿なことをつぶやき、行き詰まる。マルチは何でもあり! という言葉を思い出し、ザックを岩に押し付け、突っ張りながら進む。ビレイするM谷さんの姿が見えた時は安堵でホッ。課題がいっぱいのマルチ終了。お付き合いしてくださったS木さん、M谷さん本当にありがとうございました。

普段ご一緒することが少ないレジェンドと言われる方たちとご一緒することができ、また華麗な登りを拝見することもでき、周りの方のサポートを頂くだけで何もできずの私でしたが、3日間もクライミングというぜいたくで楽しい時間を過ごさせていただき、感謝です!!

皆様、本当に世話になりありがとうございました。