ソウルの岩山三山を歩く

2024年5月22日(水)~24日(金)

北漢山(プッカンサン) 白雲(ペグン)台(デ)837m
【記】:S田
山旅1日目
北漢山登山口近くの駅「北漢山牛耳駅」まではホテルから地下鉄で2回乗り換え30分~40分程で到着した。ソウル市内の朝の車ラッシュは去年来た時にいやというほど思い知らされた。今回は地下鉄だから安心だ。しかし、駅についてタクシー乗り場が無い。ちょうど交差点なので、タクシーを拾うことも難しい。他の登山者に尋ねてみたがらちが明かない。山から戻ってきたタクシーをどうにか捕まえた。運転手の言う8000Wは高額だが、仕方ない。駅から「道詵寺トソンサ」の登山口までは5,6分で到着。訪れたのは今日で4回目、見慣れた風景である。
歩き慣れた登山道を進み、途中「仁寿峰インスボン」の岩峰を眺める。

登山道途中のお寺からインスボン

今日も多くのクライマーが取りついている。岩に映った黒い影や動いている点で人と分かる。
白雲待避所でひと休み、以前は山小屋として利用され、石村さんはここに泊まってクライミングしたとのこと。木陰の道を進むと城壁の衛門に到着。去年は万鏡台リッジを登攀したのちに向こう側から潜った覚えがあるが、残念ながらこの先も左の登山道も落石のため、登山道が閉鎖されていて進めない。衛門を右に折れ、城壁の細い道を歩き進むと、白雲台に続く岩とスラブの登山道が現れる。しっかりした鎖や階段が整備されているが、気は抜けない。
自分なりに登るルートを選びながら韓国旗のはためく頂上に到着。平日なのに大勢の人で賑わっている。

白雲台頂上

あいにくの曇り空で北側の峰は見えないが、インスボンと万景台を目の前にして、駅で買ったキンパを3人で頬張る。
下山路も無事に降り、駅まで30分の道のりをぶらぶら歩く。途中しゃれたカフェで冷たいマンゴーパフェを食べ、地下鉄で鐘路5街へ行き、広蔵市場で緑豆チジミを買い、歩いてホテルへ帰る。北漢山の三山(インスボン、ペグンデ、マンギョンデ)とソウル地下鉄の路線図が頭の中にやっと入った感じがした。
リーダーは白雲台から南の韓国門から貞陵渓谷を下山道に考えていたが、衛門が閉鎖されていたので残念ながら諦めた。

王宮を守る仁王山(イヌァンサン) 340m
山旅2日目
仁王山は「景福宮キョンボックン」の警備のため築かれた北側の最後の砦にある山である。
今日は地下鉄で2駅目の独立門駅で降りる。日差しが暑い中、住宅地を過ぎ、登山口を探しながら坂道を上る。目的地より手前で曲がったため、登り初めが見つからない。公園でおしゃべりしている老人たちや、話しかけてくれた女性に地図を見せて尋ねるがはっきりしない。仕方がないので元来た道を戻り途中から歩きなおす。国師堂を経て、やっと「禅岩ソンバゥイ」に。
仙人が袈裟を被って坐禅を組んでいる姿と言われる不思議な形の岩である。岩の下には礼拝所があり、女性がお祈りをしていた。湧水をぐるりと山道を回り城壁へ。途端に日差しが眩しい。


禅岩 階段の上に礼拝所

視界も開けて、進む先に仁王山が見える。今日は平日なのに若い登山者や観光客が多く賑わっている。
城下を取り囲む城壁

階段状の道を縦に並んでてくてく登ってゆく。北欧系の観光客に頂上の岩に登って写真を撮ってもらう。景福宮や「青瓦台チョンワデ」を眺めながら、木陰で昼食。

仁王山頂上 ソウルの街並みが見える

下りは城壁に沿って進み、途中で城壁を降り、両班のお宅と思えるような住宅地を抜けて景福宮へ向かう。景福宮は大勢の見学者と様々な肌の色の観光客でにぎわっている。65歳以上は無料で見学できる。
小さな入場券の裏には、ハングルと英語で日本が30年間統治し、当初の建物は完全に残っていないと書かれていた。

景福宮 韓国衣装を着た人々
後方は北岳山ペガクサン343m


禅岩で祈祷する青年


仁王山に続く城壁登山道

水落(スラク)山(サン) 641m
【記】:I村
山旅3日目
今回の山旅の第一目的は、山頂直下の稜線上にある、汽車岩キチャバウイから登る事であった
この岸壁の中央にズバッと、縦溝が40m程まっすぐに貫ぬかれ、溝に沿って太いロープが2本ぶら下がっているそうだ
足底のフリクション効かせてゴボウ登りだが、上部の斜度は50度程
スラブの強い傾斜では、休むことは出来ないだろう
生憎と、今はロープが切断され、通行禁止となっているため、別ルートから山頂を目指すことになった

地下鉄4号線水落山駅から碧雲洞渓谷ルートへは、駅前商店を20分程抜けて行く
早朝からハイカー目当てのお店がキンパや餅菓子を店頭前に広げていた
今日は、栗.豆.ナッツ.フルーツがびっしり入った餅菓子を行動食として買ってみる

早めの入山のせいか人気の山も散歩の老人くらいしか歩いていない・・
登山道は手すり付き木道や階段が至る所に設置されていて、ハイカーに優しい配慮だが個人的にはもっと自然のままが私には好ましいのだが・・
道標が立っている分岐から急な沢を詰めて主稜線に立ち、前方を見上げる
白い岩肌の花崗岩奇岩がそそり立っていて後方には仏岩(プラムサン)も控えて景観が素晴らしい
水落山と仏岩を縦走することも出来るが、
私達はピストを選択

奇岩にはスカート岩(チマパウイ)鉄帽岩(チョルモバウィ)などと呼ばれている岩稜をすり抜け、急階段を登ると太極旗と山頂碑のあるピークに到着
眺望は良いが今日は生憎と市街地は霞んでいた
山頂には、マッコリやアイスキャンディーを担ぎ上げ商売しているおじさんがいて、記念撮影のお手伝いしながら商売している
冷たいアイスと餅菓子で休憩、美味しい これにキンパがあったらな~

水落山頂上
下山ルート上の大岩から、けばだった太いロープが垂れ下がっておりそこを強引に登っているハイカーがいた
ここにもルートがあるのだろうか?
取りつきまで行ってロープを引っ張ってみる 登ってみたいが左は切れているので力尽きたらケガではすまないだろう
同行メンバーの視線もあり、断念
同じ道を戻るので、気持ちに余裕があり登りでは見落としていた花などを楽しみながら渓流まで戻ってこれた
今回の目的のもう一つは、下山後に屋台のマッコリで打ち上げする事でした
平日で下山時刻も早かったため品数が少ないが、キムチチヂミとマッコリで乾杯
パンチャン(無料の付きだし)のキムチや鱈のナムル.サービスのカムジャジョン(じゃがいもチヂミ)が美味しこと

4泊5日の山旅は、事前に調べてきたコースを歩けなかったことは残念でしたが
6年前に一人で渡韓し、登下山口の確認をしていたことで、山友に声かけ出来たと思う

6年前の6月例年より早い梅雨で汽車岩は断念
最寄り長岩駅の駅長さんが心配して、駅長室に迎い入れて下さり、パソコンで登山口までの地図をプリントしてくれたっけ
雨具は持っていたのに、私の小さな傘では濡れるからと大きな傘も出してくれた
コロナ禍と、膝の手術等で再訪が遅れてしまい汽車岩を登る事が叶わなかったのが心残りです

途中の岩山で


チマバウイのスラブ

余談1
韓国のハイカーは地図を持たない?
日本の登山店のように地図は簡単に手に入らない?
大型書店でもごく僅かな地図しか置いてませんでした(2018年時)
韓国の山岳雑誌(MOUNTAIN)の綴じ込み地図が利用されているようです

余談2
ポケトーク(翻訳機)の出番が少なかった
中途半端なハングルを交えた音声では
正確な翻訳が出来ない
ポケトークを不信がり、敬遠される?

☆ 韓国ソウル近郊

5月22日(水)北(プツ)漢(カン)山(サン)・(・)白雲(ペクウン)台(デ)
5月23日(木) 仁王(イヌァン)山(サン)
5月24日(金) 水落(スラク)山(サン)

☆ L:I村 S田 他1名


やっぱりインスボンは素敵

 

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