上越国境・三国山 ワラジカケマツの頭

圧倒的展望の上越国境

2025年1月20日

KGさんから雪山山行への誘いがマウンテンのメールで流れてきた。
大ベテランに対して若輩者が参加させてくださいなんて恐縮だが、飛び込まなきゃ始まらないと思い勇気を振り絞ってお願いしてみた。
結果的に連れて行っていただいて本当に良かった。

取ったルートは添付の通り。
三国山の南東尾根を上がり、稜線を目指す。
尾根の左側と右側でも大分雪のコンディションが違う。積雪量は膝くらいだろうか、モフモフの東側で急勾配を下る場合のバックステップと、急登の登りの練習をした。胸高くらいの雪でも登り返せない。
KGさん曰く、滑落するなどして戻るのに10の力が要るとしたら、滑落しない様に注意するのは2で済む。普段からの注意が肝心だと説かれた。
全くもってその通り。
心に響く。
尾根に取り付いて500mも上がると稜線に出た。


素晴らしいの一言に尽きる!
浅間から苗場、平標、谷川まで見通せる。
万太郎山は今日もかっこいい。
そこから稜線を歩き三国山を越えてワラジカケマツノ頭まで。三国山のピーク棒は雪の下。

360°の大パノラマに足跡をつけていく。
これほどまでに素晴らしいとは。
本当に来て良かった。
ワラジカケマツノ頭で休憩したあとは、三国山から南尾根を下る。

斜度もある中で、教えていただいたトラバースやバックステップを繰り出しながら下りていく。その途中、クレバスや雪崩跡、デブリをKGさんが解説してくれる。
実際に目の当たりにすると生々しい。
ちょこちょこ「おわっ!」という声と共にKGさんがクレバスや落とし穴にハマる。
おわっ!という割に表情は楽しそうだ。
下りの南尾根は途中までは順調だが、沢に近づくにつれて、木が多く下りるのが困難になってくる。下りたら登り返せないだろう。
慎重に、みんなでGPSを確認しながら下りていく。
無事に夏道に出たときは安堵した。
とても気持ちいい。
帰りの車も車窓から見える山をKGさんが同定して説明してくれる。
知識が深く、勉強になる。
駅での解散時にKGさんが「教えたがりでごめんね!」と仰っていたが、教えていただいた身としては最高に楽しかった。
また宜しくお願いします!

■メンバー L KG、SM(記)、外1
■ルート  三国山取付~南東尾根~三国山~ワラジカケマツノ頭~三国山~南尾根~三国山取付

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