奥多摩・高水三山 ゆ~っくり歩いて、しっかり休憩

20201122

軍畑駅8:30集合のトイレを済ませ、挨拶をして9時前に出発。踏切渡って、広い道路を左折。平溝川に沿って緩やかな街道を登る。二股に分かれた道に、右側に登山道入り口の標識がある。木立の中を歩く。砂防ダムの横の階段を登って山の中へ。

<砂防ダム>

小さな渓流などに設置される土砂災害防止の為の設備のひとつ。砂防法に基づき整備され、いわゆる一般のダムとは異なり、土砂災害の防止に特化した物を指す。法的定義では「基礎地盤から堤頂までの高さが15メートル以上の物をダムと呼び、15メートル未満の物を堰として扱われる。一般的なダムに酷似しているものの、目的が土砂流をはじめとする土砂災害の防止であるため、原則として貯水機能はない。砂防堰堤の本体は重力式コンクリートダムに類似した構造が一般的である。

10:00:常福院

常福院の不動堂。真言宗の寺。1822年に再建。東京都の重要文化財。

お堂の正面に木製の白い刀を飾っている。  境内の石碑に、平成6年、御結婚1周年の記念登山として、皇太子さまと雅子さまが来山されたと書かれているそうだ。本堂の裏手にトイレあり。これ以降はトイレなし。

折々、随所で地図読みしながら歩いた。

私は地図を持って行ったが、恥ずかしいことにコンパスを持って行かなかった。H高さんはMさんに地図とコンパスの読み方を丁寧に教えていた。たとえ道迷いがなくても、簡単な道だからこそ、地図読みしながら歩く練習をすることのたいせつさをH高さんの姿を見て思った。自分を反省する。

お寺に通じる参道の名残りで、登山道に1合目、2合目・・・と高さの目印を石に彫った

柱がある。これは、「合目石」と呼ぶ。

<合目石>

登山道の到達の目安を示す単位を「合」という。麓から頂上までを10合に分けるが、単純に高さや距離で等分しているのではなく、実際に歩いて登る際に要する時間がおおよその基準になっているため、険しい場所や坂の急な場所では1合の長さが短くなる。山頂から登山道入口までの高さを10等分したもの。1つの高さのところまで登るのに、なだらかだったら長くなる。急だったら短くなる。1合の油が燃え尽きるまでの間に登れるところまでが、その境目だということだ。10合目が山頂。

10:45:高水山

常福院から10分で高水山。759m。

眺望は良くないが、広場があり、ベンチがある。休憩できる。山頂からは急な下り坂。それからは尾根歩き。尾根の左側は杉や檜の植林地帯で、右側は広葉樹林地帯だ。稜線は東京都と埼玉県の分境になっている。次の山頂に行く前の登りはきつい。

11:30:岩茸石山 793m。

展望は開け、眺めが良い。山頂は広い。人が多い。昔は、イワタケがよく取れたらしい(ネット上に書き込みがあったが??)名前の由来はそれだろうか? 東は関東平野、北~西は秩父の山が見える。ここで昼食をとる。

12:00に出発。

高水三山の3番目、惣岳山(そうがくやま)の山頂手前がコースの一番の難所。

岩ごろごろの露岩帯で急坂だ。

12:30:惣岳山

756mの惣岳山には青渭(あおい)神社の奥ノ院が金網で保護されている。木立に囲まれ、眺望は殆どない。下山時に十分すぎるほどに時間がたっぷりあったので、途中休憩。皆で足を休め、私はおにぎりをまた食べる。こういう風にのんびりとした山歩きが、この年では嬉しい。

下山時に、2本の大木がくっついているようで、分かれているという、独特の形をしたユニークな木が皆の注目を浴びていた。

御嶽駅に14:30に到着。人が多かった。

14:53御嶽駅を発った。

高水三山は人気があるらしい。実際、人が多かった。若い人がいっぱい登山して嬉しくなるね。

コースの良い所。

  1. 日が短くなっている冬に、暗くなる前に下山ができる山だ。休憩なしで歩行時間4時間強とも書かれている。
  2. 眺望良好な岩茸石山は頂上が広い。ゆったりと食事ができる。
  3. 埼玉や都内からでも日帰りで行ける。
  4. 歩きやすいコースで、アップダウンがあり飽きない。楽しく歩ける。
  5. 標識がきちんとあり、道迷いがない。
  6. 20分に1本の電車がある。交通の便が良い。

但し、御嶽駅では、御岳山や日出山の登山者や他のレジャーの客で人が多い。

集合時間:8:30

集合場所:軍畑駅

メンバー:H川(L)、H高、MS、M、O川、他

所要時間:ゆ~っくり歩いて、しっかり休憩とって5時間半

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