2017年10月14日
ー船形山リベンジ山行は紅葉の真っ盛りー K塚
是非登ってみたいと思っていた船形山、夏の山行は台風のあとで林道が崩壊状態で石が落ち、水がザーザーで途中から引き返しました。
今回東北でも屈指の紅葉と聞き、改めて計画を立てました。
前回の林道を諦めて色々調べた結果、加美町のホームページに夕日沢コースのことが載っていました。このコースなら日帰りでも十分で登れると思って計画しました。
ふもとの大滝農村公園キャンプ場を予約しました。到着時の夜間には管理人はいなかったのですが、トイレや炊事場など電気をつけてくれていました。綺麗な林の中のキャンプ場で、二泊共私たちだけで、貸し切り状態。おまけに二張で二千四百円と格安で申し訳ないようでした。
明るくなるのを待って、試練のオフロードを一時間程走る。前回よりロード状況は良かったが潅木や草が道に覆いかぶさっているところもあった。三台も止めると一杯の駐車場に止めることができホッとした。
幸い登山口は笹が刈払われて、わかりやすかった。登山道は倒木や一部崩壊もあったがしっかりテープがあったので迷うことはない。
鏡池などの紅葉も素晴らしかった。
山頂は曇っていたが古い火山で広く、多くのピークをもっている。登山ルートもいくつかあって途中の避難小屋を使ってのコースが多い。
以前大宮労山では残雪期の船形山にテント泊で正規のルートから登っていた。「いい山だった。良かったよ」と聞いていたので機会があれば是非登りたいと思っていた。
山頂の避難小屋では秋田県の軽井沢の事で、W部さんを中心に、秋田どうしで、話が盛り上がり小屋の中が笑いに包まれた。
無事くだって下山口に近くなったところで人を探しているのか「おーい、お~い」と声がしてきた。声はさらに大きくなって、どうしようかと思っていると、赤い野球帽をかぶった頭が登山道越しに見えた。その人のほうから寄ってきてキノコ採りに入ったが迷子になったとのことで出会えて安堵した様子が伺えた。リュックを背負ってナイフを持っていた。「こんな格好でびっくりしたでしょう。」と確かに。話を聞くとおじさんとキノコ採りに入ったがおじさんは足が痛くなったので車に戻ったとのこと。携帯も車に置いてきてしまい、地図も無いとのこと。私たちに会えて安心し、ぼそぼそと子供の事など話しながら下る。
一〇分も下ると登山口だった。取ったキノコを見せてもらう。なめこと真っ白のぶなはりだけだった。私もこの季節、山に入ると必ず食べていたキノコだ。今回も下山の時あったが臆病な私は採ることはなかった。
Aさんがとってくれたなめこを夕食のほうとうなべに入れて食べる。山のキノコは味も濃く何とも言えない美味しさだった。
素晴らしい紅葉と私たちだけの静かなコースに大満足の船形山でした。人の温かさにも出あえた素晴らしい山でもありました。
ーなんで、こんなに日本は狭いのかしらーW部
夕日沢コースを七時四十五分に出発。藪漕ぎがあると聞いてましたが、道の両端がきれいに刈ってあり、すごくありがたかったです。起伏はあまりないのですが、それなり長い山道でした。
鏡ヶ池の水面に映る紅葉は絵葉書のように美しく、しばし、ウットリ見つめてました。分岐の標識は熊にかじられ、判読出来なかった。船形山の姿を一目見たいが、ガスがずっとかかり続け、最後までその姿を見ることができなかった。船形山を登頂することが出来たのに、全貌を見ることが出来ないなんて、心残りです。
山頂は霧の中、風も強く、寒い。早々に「避難小屋」に飛び込んだ。大勢の人が昼食を取ったり、休憩していた。人懐っこいF田さんはすぐに三人組の若い男性に「どちらから?」と声をかけた。「秋田から」と、その若い男性が答えたのに、びっくり。「ここにも秋田生まれがいますよ」と、F田さんが騒ぎ出した。「秋田の何処、」「湯沢」「羽後町」「軽井沢」ああ、そこは私の故郷です。「何々、秋田に湯沢、軽井沢なんてあるの?」と、またまた、F田さん。実は私の故郷は過疎になって、四つの小学校が、統合して「高瀬小学校」になったのですが、この三人組の若い男性達(そのうち女性は一人)は、高瀬小学校の教師でした。話がピッタリ合ってしまった。なんて奇遇な事。「なんで、こんなに日本は狭いのかしら」と、またまた、F田さんがキャッキャ大喜び。秋田県人で盛り上がってしまい、小屋の中が賑やかになった。
ー一度でいいから「船形山」見てみたいーF田
今朝の天気は、雨は降っていなかったけど、ガスが立ち込めている。登山口までの林道は悪路。車が、かわいそうだった。車の底が痛んだと思う。すみません。登山口には数台止められるような駐車場があった。
登山道は最初は、刈り払いされて歩き易くルンルン気分。高度を上げていくと、ブナの紅葉、また、前船形山の素晴らしい紅葉に足も止まる。高度をどんどん上げていくと、森の美しさに比べ、登山道の整備の悪さに閉口した。私の背の高さほどもある根まがりだけ、大木の倒木が、折り重なって道を塞ぎ、藪漕ぎして道を捜す。藪漕ぎに馴れていない私は、すっかり皆さんに迷惑をかけてしまった。終わってしまえば、「超、楽しかった」天気が今いちで、最初から最後まで「船形山」の山の形を見ることができなかった。一度でいいから「船形山」見てみたい。
ー山のしずくーA部
このコースはあまり利用されていないようだ。出会うパーティは無く、入る車はキノコ採りが目的のようだ。
尾根から鏡ヶ池手前の鞍部に入った。登山道の脇のブナの根元に丸々としたなめこを見つけた。朝露を十分に吸い込みプリプリとしている。まさに山のしずく。この瞬間を味わえるのも山の楽しみですね。
ーリベンジ、船形山ーS水や
年の八月、この山の計画がありました。ところが台風直後で、舩形山へ向かう林道は、遮断されていて通れない、仕方なく諦めました。今回は『リベンジ登山』と、なりました。
今回も、またまた、雨。関東地方までずっと雨マーク。またか、と、思いましたが、東北地方は雨雲がかからない。「それ!」とばかり、出発。東北道を仙台に向かって走る。だんだん空が明るくなってきた。雨なし。「やった!」やっと「リベンジ」することができ、心が躍る。
登り始めは、登山口が分かるように、草が刈られていて、とても登りやすかった。でも、それは最初だけ。鏡ヶ池が現れ、水面に映る紅葉は絶景で、心洗われ、しばし、無言で佇む。カメラマンは興奮気味で盛んにパチパチやっている。
頂上直下は大岩ゴロゴロ、どこからわいているのか、水がびしゃびしゃ。ドロドロ。とても歩きづらい。登山靴がすっかりドロンドロンになった。
やっと、頂上に着きましたが、全く残念。頂上はガスの中。視界ゼロ。風も強く寒い。僅かに小屋らしい建物を見つけ、中に飛び込む。大勢の人がくつろいでいた。ストーブをたいていないのに、暖かくホットした。ここで初めてゆっくり休養しました。
ー今年初の紅葉ーI田
今年8月、船形山の道路事情が悪く途中で引き返し登れなかったので再度計画して下さり参加。全国的に雨模様の中、仙台方面は晴れ時々曇りでリベンジ出来た。
今年初の紅葉を満喫して、Aさんが採取してくれたなめこも食べる事ができ、二日間の楽しい山行でした。ありがとうございました。