山行実施日;2009年6月25日~26日
参加メンバー;Te・I
山岳標高200位の続き、広河原行きのバスの開通を待って出かける。北岳や間ノ岳・農鳥岳の展望が良いところとして知られている処。本来は雪の多い時期に白く輝く山々の展望を楽しむつもりで計画をするが、登山口までが冬季は通行止めになり、足(車)の無い身としてはなかなか実行できないでいた。今回は芦安温泉から歩くための下見(芦安の旧道)と辻山からの展望(使用レンズなど)の確認をする。甲府で「広河原」行きのバスに乗り換える。夜叉神峠登山口で下車、夜叉神峠へ向けて広い登山道を歩き始める。天気は今一で、蒸し暑い中汗が流れる。峠に着くと展望は開けるが、あいにくと白根三山は雲の中。23年前に訪れた時の記憶はあまりない。山小屋は廃業したのか閉まっている。杖立峠への樹林帯の登りはかすかに記憶に残っていた。山火事の跡でも良いはずの展望も今一、苺平に14時少し過ぎ到着する。左側の踏み跡に入り辻山へ向かう。約15分で辻山に到着、山名標識もなく、展望もなく
三角点が有るのみのさびしい山頂だった。さらに踏み跡を少し進むと一気に展望が開ける。天気はよいのだが目の前にあるはずの白根三山は雲の中。時たま雲が切れてかすかにその姿を見せるだけで、諦めて近道を歩いて南御室小屋へ下る。快適なテント場でのんびりとビールを飲み、ボーとして暫し日向ぼっこを楽しむ。
3時起床、星が輝いている。準備して懐電を頼りに辻山へ向かう。白根三山も雪がかなり消えていて、朝焼けは期待出来そうにないが、その時のイメージを描ければよいと思う。苺平へ登り返して辻山へ4時に到着する。白根三山を始め鳳凰三山、アサヨ峰、甲斐駒ヶ岳、千丈岳、広河内岳、笹山などが望める。日の出は25分後だが東側が雲に覆われていて、スッキリとはしないだろう。5時過ぎに白根三山に日が射してきた。手前の池山吊尾根に雪が無くて大きく黒い。当然北岳も雪はまばらで写真としては今一。次回は真っ白い雪をいっぱいいただいた北岳を期待してテント場に帰る。課題を確認してのんびりと下山する。夜叉神峠から、以前から写真を撮りに行きたいと思っていた高谷山へ立ち寄る。此処も白根三山の展望が良いとされているが、立木が生長したのか全体が望めず、写真撮りには不合格。夜叉神の森で風呂に入り帰りのバスをのんびりと待つ間に「芦安の旧道」についても詳しく聞いた。次回は2月頃に登れればと思っている。問題は雪と天気と「足」。