花と温泉(日高入門コース)幌尻岳~伏美岳縦走 七つ沼カールにテント泊

山行実施日;2013年8月1日~5日
参加メンバー;Mi.M、Ky.T

8月1日 成田空港発、1日がかりで、登山口入口までたどりついた。19時30分着。

8月2日 いよいよです。午前3時のバスに乗り4時から歩きはじめた。沢の出会いまで2時間沢になり、2時30分ほどここまではなんとか、山荘からの急登がなんともはや。

ザックの重量は15kgと決めたのですが、現地でガス、食料、水などを調達した為、負担が掛りペースが思うように上がらず。とても予定のテンバは無理。

頼みの、命の泉、はほとんど、涙の泉に、1時間で6リットルの水を集めて、ここに沈没決定。突き当りに幸いにして少しの場所があり、テントを建てる。熊さん、来ないでねー。

8月3日 昨夜はゆっくりしたので、今日は、と思い4時出発。樹林帯を抜けると、その上左手に幌尻岳の北カールが細いキラキラ光る沢と熊さんが好みそうな草むらが、道の両脇には、お花畑がずーっと広がり、フウロウ、ウサギギク、エゾミヤマクワガタ、オトギリ草、エゾツツジ、エゾツガザクラ。見渡す限り山頂まで続いています。

山頂からは、360度の展望が、一面の雲海の上に、羊蹄山、夕張、芦別、十勝連峰、昨年歩いたオプタテシケそして、トムラウシ、少しおいてカムエク。嗚呼~素晴らしい。

今回のメーンイベント。七つ沼カールに向かいます。戸蔦別岳までの、細い稜線からカールの底へ落ちるような、雪渓がある。2人でしばし考えるが・・・。あそこしかなさそう、行ってみよう。

切れ目有り、がけのようですが、なんとか降り始め、雪渓の所に出ました。ここでもザックが重い、立って歩けない。滑るし止まらない。

ザックに乗り滑りつつ、ザックをとると歩けたので、引っ張って無事カールの底に到着。ここに泊まろうと、強く思いました。熊さんこないでね。お花畑がすばらしい。天国のよう。綺麗な流れのある一番大きな沼の砂地にテント立てました。

夜は、天の川、人口衛星、流れ星が見えた。

8月4日 4時発 北戸蔦別まで3時間30分で行けたら、更に前に進む予定にした。カールを抜け朝方は順調に進む。何とか山頂に、行ってみよう2日分の水を持ったし。しかし、底からの道は全然違う、これが日高。もぐったり、ぶらさがったりと悪戦苦闘の2時間、体力がもたない…。

1976峰、悔しいけど、ピパイ?岳、そして伏美岳は出直をします。北戸蔦別まで戻り日高のほうに下山にします。

ヌカビラ岳をめざします。しかし思いがけず、花畑が、続きます。ここはカンラン岩の山で、エゾオトギリソゥ、ヒダカキンバイソゥ、チングルマ、ナガバキタアザミ、コバイケイ草、アオノツガザクラ、キバナシャクナゲ、岩場では、めずらしいエゾミヤマアケボノ草を見る。この下り道も日高っぽい。

沢に降り、何度も渡渉し熊さんのいそうな森になり、もうたくさん、という頃、取水ダムに着く。18時30分であるが、まだ水はいくらでもある。

8月5日 今日はゲートまで、と思ったけど、甘かった、携帯がつながらないのだ。6時30分から11時30分まで林道歩きでした。誰にも、車にも、逢わず、あるのは、熊さん山もりの糞が、何か所もある。でも、良いこともありました。ふもとの最初の人家の方に助けていただきました。本当に有りがたかったです。

5日ぶりに入ったお風呂、人との出会い、日高の山の奥深さ、自分達で計画を立て、考え、行動した、今回の山行。

伏美岳まで行けなかったけど。満足そして、充分に、楽しい5日間でした。(Mi.M記)

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