酷暑の岐阜の山3座 ②暑さと虫虫虫の荒島岳

2020年8月9日

大日ヶ岳の次は荒島岳。登山口にテン泊。お天気は回復しつつあるらしいが埼玉より暑い。

20:00。早々に食事を終え、テントに入るが横になっても汗がダラダラと流れる。耳元では蚊か何かがブーン(?)カーン(?)とうるさい。1匹や2匹では無さそう。眠れない。『早く眠らなくちゃ。いや大丈夫。眠れないって言ってる人でも結構眠ってるっていうから』そのうちいびきが『ガーガー』。あ、もうダメだ。テントの中でも虫がいるなら外に出よう。23:30。

外も暑い。でも風があるだけマシだ。虫避けスプレーがザックに入ってはいるが、車のキーはH竜さんのポケットだ。2:30他の登山者の車がポツポツと入り始める。耳元では虫の羽音が喧しい。手の上に止まった。パチン! あ、次は首筋だ。パチン! テントの中からはガーガー。薄らと月が見える。明日のお天気は大丈夫かな。3:30。やっと涼しくなってきたと思ったら虫の羽音も若干弱まってきたような…。眠れるかな? テントに戻る。眠れますように。

5:00。寝ぼけ眼で起床。うー! 寝不足。気持ち悪い。頭痛い。食欲無い。それから、ン? 体全体が痒い。足を見るとうわー! 大きめの赤い発疹が無数にある。昨夜の虫にやられた! 肩も膝も背中も痒い。テントで寝ていたMSさんもH竜さんもかなり刺されていた。

6:30。登山開始。スキー場跡地を直登。登山道に入るも2mくらいの背たけの草が両脇に生い茂る。無風で草いきれがムンムン。「今日は寝不足だよ。」「いつもそう言ってる」と独特の表現のH竜語で元気付けてくれる。約50分、『登山口』の標識があった。登山口⁈ ここから?

急登が続く。昨日と同様ガスっている。無風。高温。ただ、昨日よりガスが明るい。段々気持ち悪さが酷くなる。食欲ない。気持ち悪い。二人の会話に相槌が打てない。黙っているとH竜さんが「大丈夫か? ダメなら下りるからちゃんと言えよ」コクン。あれ、バレてた。ブナ林はきれいなんだけどなぁ。とうとう「私ここで待ってる行って来て」「ダメ。全員行くか下山か。一人では置いていけない」「動かないから」「一人は絶対ダメ」「この先無理して登っても下山もある。ここで中止する」とH竜さん。MSさんも「TNさんの口数が少ないよ。具合悪そう」と同意してくれる。中止決定。H竜さんMSさん、せっかく岐阜まで来て、100名山に登れずごめんなさい。

(折り返し地点)

半分眠りながら下山する。岐阜の暑さと虫は手強かった。荒島岳の記憶? 暑さと虫!

コースタイム 駐車場6:40-登山口7:15-折り返し点9:00〜9:30-登山口11:00-駐車場11:20

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