2021年3月14日
3月14日、今日は先週の宿題をやるために、また都幾川に向かう。先週の日曜日に「雷電山~堂山」をピストンし再びダム公園に戻る予定でしたが、雷電山から堂山に向かう時、見晴らしの良い所で「堂山」を見下ろしたが、かなり下の方に堂山が見え、この急坂を下りそしてまたこの急坂を登って来なければならないと思ったら、もう自分の足に強いブレーキがかかった。三人で、「どうしよう」と話し合ったが、やはり自分の足がもう、全く前に進まなかった。それでこの次は「堂山」の下に車を一台置いて行こう、ということで宿題にした。
今日はその宿題。車が2台あるので、一台は雀川砂防ダム公園に。そしてもう一台は「堂山」の登山口に置き、登山開始。未舗装路に入り、ガードレール沿いを登る。水道の排水施設の横を登り振り返ると、先日登った「弓立山」がすぐ近くに見える。雑木林の中を進むと、先頭を歩いていた仲間の「もう、ついちゃったよ」の元気な声に、なぜかホッとした。見晴らしはなかったが、明るい山頂でした。
さて、それではこれから、先日登った「雷電山」へ。気合を入れ、尾根道を進む。思いの他アップダウンがない、快適な道をルンルン気分で進む。突然、「凄い物」を見てしまった。太い大きな木の幹に、大きな五本指の爪痕、「ガリッ、ガリ!ガリ!」と、音まで聞こえてきそうな凄い爪の後、「これ! 誰の手」と、両手を当ててみようとする仲間、でも「人間の手にしては大きすぎるよ」それも、真新しい!「これ!熊の爪痕じゃない」と叫んだ途端、3人ともサッとザックを下ろし、「熊鈴」を取り出しザックにとりつける。そして、それからは思いきり大きな声でおしゃべりをした。こんな低山なのに、熊がウロウロしてるのか。恐ろしやー。
速足で雷電山に向かう。そして、いよいよ問題の急坂。「巻き道」を進む予定だったが、なぜか「スイッチ」が入り、あえて直登を選ぶ。仲間がびっくりしてる。下から見上げると大したことないと判断したのだ。しかし、登りだすと凄い急坂で、林の中の木の枝をつかまりながら這い上がった。展望台に着きほっとした。先週はここから「堂山」を見て恐ろしくなったのを思い出した。小休止し、雀川砂防ダム公園に進む。この間「雷電山」山頂に行ったばかりなので、今日はパスかな? と思ったが、先頭はドンドン山頂に進む。やる気満々。
祠が二つある山頂到着。先日はこの祠の扉を開けてしまい、その後扉を閉めようとしたがうまく閉まらず、仲間に叱られたが、今回見てみるときちんと扉はしまっていた。どなたか直してくださったのですね。すみません。
ダム公園に向かうとちゅうで、「エイザンスミレ」の群落を発見。可愛く花をつけていました。今日は暖かいので、花が咲き出したのでしょう。つまらない山だなと思っていたのに、「新たな発見」に胸がときめいた。山登りをすると、ドンドン夢が広がるから、楽しい。だから、山はやめられない。私の宿題に付き合ってくださった仲間にお礼を言いたい。