2021年6月12日
負欠スラブに飯士山行きませんか? ハイ!といったもの、どちらも字が読めず、どこにあるかも知りません。慌ててネットで調べてみると、とても楽しそうなコースで期待が膨らむ。飯士山北西の登山口、テニスコート管理棟跡からスタート。
アスファルトの道路を少し戻り、2~3分ですぐに登山口。その後約10分で二又の分岐(負欠岩コースと尾根コース)に到着する。スラブを登る為、尾根コースに向かう。
3つ目の沢を迎えると、ピンクテープが登山道は右であることを示すが、ここで尾根コースを分けて、左の涸沢を詰めてスラブへと向かう。5分もせずに目前に広いスラブが広がった。ここで、フラットソールに履き替え思い思いのルートでスラブを登る。フリクションバッチリで快適に登れた。
<スラブの取りつき点>
<スラブを登るTNさん>
途中負欠岩に向かう為に出来る限り左側(負欠岩側)を登るが、大きな岩と藪に阻まれ思うようなルートが取れない。途中からロープを張り登る。1ピッチ目の支点では、大量発生の蟻が何匹も足を這い上がり噛みついてきた。まさに蟻地獄! すぐにでもこの場所を離れたくて、後続の到着がとても長く感じられた。
途中振り返ると、上越国際や石打丸山のスキー場が見渡せて、何十年も前のスキーブームを懐かしく回顧した。
負欠岩へのトラバース点はどこが正解かはわからないが、とりあえず最適と判断する地点をコース取りしてトラバースした。後続のTNさんを見ると、映画でランボーが森に潜むシーンのように藪に埋もれており、なんでこんなルートを取るのか? と思っていたかもしれません。
<木々に埋もれるTNさん>
<トラバースして負欠岩へ>
負欠スラブを4ピッチで抜け、もう一つの目的地である負欠岩に到着した。負欠岩は頂きまで20mくらい。
両側が切れ落ちて上部の岩は揺れるとの触れ込みで恐怖感があったが、登ってみると傾斜も緩やかでホールドがしっかりとあり登りやすかった。
<負欠岩の頂から>
負欠岩から飯士山へは一般ルートになるが、かなりの急登でなかなか楽しい登りだった。
西峰では、360度の眺望を堪能! ザックをデポして上田富士の異名を持つ飯士山本峰に到着したが、この時点でかなり日差しが強く、遮るものがない山頂の暑さですぐに退散となった。
<西峰にて>
<飯士山山頂>
下山は尾根コースを下るが、お助けロープが連続するかなりの急勾配が続いた。ドライな地面で助かったが、濡れていたらかなり苦戦しそうなコースだ。
深緑の登山道に時折吹く爽やかな風がとても心地よかった。
<木漏れ日の中下山する>
期日:6/12(土)
行程:
6:00 飯士山登山口駐車場
(テニスコート管理棟跡)
6:40 スラブ取りつき
8:50 負欠岩
10:30 西峰
11:00 飯士山→駐車場
メンバー:リーダーH竜、TN、T羽
記:T羽