会津・博士山 山頂で見たものは

2022年3月9日

奥会津と言われているのだろうか? 冬は雪に閉ざされそれ故に時間をゆっくりとかけて生活用具に使われる「かご」や「ざる」などの道具を地の素材で名も無き職人が素晴らしい「作品」と言って良いほどのできばえに仕上げて展示販売されている三島町の生活工芸館を先週訪れた際、道の駅で食した蕎麦の名前が「博士そば」と書いたのれんが目に焼き付く。

博士山はずいぶん昔から訪れてみたいと思っていたのだが2駆のワンボックスでは不安で機会が無いので車検切れの時に2月の博士山に行くならと小型の4駆にしたのがいま使用しているもの。そこまで入れ込んでいたのが結局3年遅れのしかも3月という春が近くになったのだが「博士そば」ののれんが「呼んでいた」のがきっかけで今回の山行となる。

只見線会津柳津町から西山温泉方面に車を走らせさらに奥に進むが道はすっかりと雪が溶けて乾いているところがほとんどこれでスキーになるのかと思っていたが駐車地点の琵琶首についてみると直接上に上がれないくらいの雪が壁になって一安心、雪の上に上がれるところは樹木の陰に小さな社があるところでまさにガイド本の通りで少し先に尾根がみえる。田んぼと思われるが今は白い大地でバックに志津倉山に続く尾根が朝日に光って気分の良いところ。すぐに尾根に取り付く。スキーでも潜る。すぐに汗がでてくる。尾根はクヌギの類いやその他で里山の風情で我慢して登るしか進めないのがお山。地形図ではなだらかそうな尾根も風が作り出す小さなギャップが体力を奪う。そんなときは足を止めて撮影を楽しむ。七ヶ岳の凸凹が遠望でき反対側には真っ白な飯豊が真後ろは樹林の合間になるが只見の山(特定できませんが)そんなものが被写体、単調な登りをこなす。

個性的なブナ

途中林道を越えるような尾根ですがそこからが樹相が一変します。大好きなブナに変わります。きれいな整ったブナ林ではなくいろいろな年齢のブナが混在していておもしろい。編み物に最適なヤマブドウの蔓が雪の中から天へと続いています。今の時期はだめですが。

同級生のようなブナたち

そんな尾根からはさらに展望が広がり博士山山頂が見えるようになるとすぐに1476mのピークになります。

博士山山頂を望む

360度の展望、安達太良、磐梯山、吾妻連峰、飯豊、守門浅草、越後荒沢、手前に南会津の山々から燧ヶ岳が白い。形のはっきりした五剣谷岳も見えたのであれが矢筈岳だ、と勝手に決めてみたりします。

1476mからの博士山

山頂までは厳しい下りで始まりうねうねと登ったり降りたり、楽しめます。山頂下は傾斜が強いので左から巻きながら登るときれいなブナ林の間を行って山頂、待望の山頂で観たものは驚きのスキーの跡でした。平日のマイナーな山なのに、反対の尾根から上がってきた跡が・・・残念。しかしながらこれで満足するしかないと考えゆっくりしてから1476mへシールをつけたまま戻ります。

山頂から会津盆地と安達太良、磐梯山、吾妻

ここから滑降開始、同じ尾根は景色が変わらないので1400mから右の尾根に乗って違う景色を楽しみながら休み(撮影)休み(撮影)気持ちよく滑って降りましたが、地形図の1012m付あたりから水分の多いぶかぶか雪に変わって傾斜もなく足が攣りそうになってしまいました。訓練不足を実感します。少し休んで杉林に滑り込み、やがて出だしの田んぼに近くなると道があり沢を左に橋を使えます。白い大地の朝自分でつけた跡と合流して社で下山の御礼、車へと戻りました。

山頂から1476m奥に浅草から毛猛、南会津の山並み燧ヶ岳

メンバー:I橋

コース:駐車地7:30―P1476m10:32―博士山山頂 10:55~11:20―駐車地 13:15