2022年11月19日
TN
中ブロと相乗りになった地図読み山行だが、お天気が良く、今季最後(?)の紅葉の中を歩けた。
当会では、別の山行のために参加できないことが分かっているのに、K池さんが直前まで調整をしてくれた。感謝感謝。現地でのチーフリーダーは、机上学習をして下さったO野さんだ。
指定された班に分かれ取付きを探す。この辺かなと登り始めるが最初から急登。でも、それが楽しかったりして。急登が終わると林道に出た。地図を確認し、その先の尾根に取り付く。尾根の芯を拾いながら行けば迷う事はない。が、地図を何度見ても等高線の間隔は広がらない。急登続きで楽はさせてくれなさそうだ。皆フーフー。
ゆっくり急登を登り4時間後山頂着。下山の時間が気になる。ヘッデンにならなければいいが。
前大室山への稜線は一般道なので迷いはない。富士山や南アルプスが良く見えていた。急登のご褒美かな。
当然だが下りも急斜面だ。事前に確認したが、直進方向に枝尾根が出ていて間違えやすそうな所が2ヶ所ある。そちらの尾根にのらないよう要所要所で休憩兼確認する。
ちょっとだけ急いでヘッデンは免れた。急斜面が多かったが楽しいルートだった。所々に赤テープと踏み跡はあったが、やはり地図読みは楽しい。
机上で地図の読み方を学び、山行部と協力して実際の山行を行う。これが年度当初の計画だったが、様々な障害のため頓挫しそうだった。実施できてよかった。
☆☆☆感謝です。コロナや雨で、数年実施出来なかったビバーク訓練と地図読み山行が出来、教育部としてホッとしました。これもひとえに色々と携わってくださった皆さんのおかげです。ありがとうございました。☆☆☆
H高
普段は、時間の節約という大義名分でGPSに頼りっぱなしです。でも今回、久々に機器を見ずに(ログは取ったけれども)読図だけで尾根の登下降をすると改めて面白いと思った。登りはまあ尾根と思われる場所を登っていけばいいだけなのだけれども、地形の変化(勾配の緩急、左右の谷の切れ込み具合、隣接する尾根との距離等)から、自分が今どこにいるのか大体わかります。
下りはもっと重要で、尾根のターンポイントをしくじると沢に落ち込んでしまうので、大体これ位進んだら何度位右にいくか、左に振れるか等々を仲間と協議しながら歩くのは重要でもあり必要不可欠でもあります。その際、やはり磁北線が引かれている地形図から進行方向を割り出さないと下りたい方向が判らないという事も、改めて実感させられました。
下りのルートは赤札だらけではあったが幾つかのポイントがあり、この時期日が短いのですが日没ちょっと前におおむね計画ルート通りに下れました。
このコース、標高差が1,000mもあって結構大変だったけれども、コースに緩急がある感じでよかったです。登りの途中、1380mにあった雨乞石からは落葉樹が葉を落とし、良いロケーションを得られました。
また特に、山頂から加入動山方面に向かって歩いた時は富士山が大きく見えたし(逆光気味だったのが残念だったが)、南アルプスも遠望(甲斐駒から赤石岳まで)できたのは眼福でした。
コース取りを考えたハイジのE藤さんと日進山岳会のK藤さんは、よく考えらえてこのコースを選ばれたのだと思いました。感謝感謝です。
MS
丹沢の大室山登山は2回目です。6年前の12月中旬にやはり大室山の北尾根から登り、茅ノ尾根から山頂に、加入道山を経てバリエーションルートで道志の湯に下りました。登りも下りも地図読みが必要なバリルートでしたが、同行のGKさんやH高さんの後ろを歩いて行っただけの主体性の無い山行でした。山頂の寒さと富士山の美しさが印象的でした。
今回の目標は下りのルーファイです。下りの起点は前大室山からやはり北に延びる尾根です。ほぼ北方面に延びているので、地図を見ながらコンパスの北を目指して降りてゆきます。ダウンロードした地図上に間違いやすい枝尾根に到達する前の等高線の標高を書き入れておきました。地図上では緩やかに曲がっているように見える枝尾根は実際にその場に立ってみるとその角度が大きかったり、反対に小さかったりしました。高度計は持っていないので、スマホのジオグラフィカを起動させて高度を確認しながら、どうにか下りの目標地点に到達できました。私達の班は5人、下りの先頭の日進山の会のFさんは急な斜面を慎重に下っていきます。ハイジ山の会のE藤さんは、延びる尾根の方向から尾根上の現在地を知る方法や、目標物から現在地を知る方法を分かり易く説明してくれました。地図読みとして私にとって役立つ良いルートでした。皆様ありがとうございました。
T川
最初の取り付きは「道が悪い」とのことで、地図を見て、明瞭な尾根から登ることになりました。急登を這いつくばりながら道なき道を行き、「私、最後まで付いていけるのだろうか?」と不安になりつつも、事前に予習した地形図と実際の地形とを見比べたり、GPSや高度計を見ずに高度のアタリを付けたりするのはとても楽しい作業でした。
詳しく丁寧に地図の読み方を教えてくださったH高さん、メンバーみんなを褒めて士気をあげてくれた日進山岳会のK藤さんに感謝です。会の垣根を越えて、他の会の皆さんとご一緒できたのも良い刺激になりました。中部ブロックの企画、また参加したいです。
T井
普段なら現在地確認で直ぐGPSを見てしまうのですが、今回はこの辺かな?と頻回に地図を見ていました。やはり不安な時は答え合わせをするようにGPSを見ては安心していました。地図読みは難しいですが、これがかなり正確にできるようになったら、もっと面白く登れるのかな?と思います。また、他会との交流も図ることができましたので良かったです。
S藤
850m付近の小さな分岐を、943mの椿分岐と間違えた。リーダーがシルバーコンパスを使って間違いを指摘してくれた。透明感がすっかりなくなったコンパスを取り出して、納得した。自動車もナビ、山行もナビ(私は使えないが)の時代になってきたようだ。でも、地図を見て、地形を見て、コンパスを使って歩くのも楽しいと思いました。
急登急降、標高差1100m。休憩を含め約7時間行動で辛かったが、後日筋肉痛にはならなかった。まだまだ大丈夫かなと密かに喜んでいます。
O野
企画は勿論、計画書の作成から参加者の配車迄、K池さんがお膳立てしてくれた殿様気分の山行。Y城さんの車は高速を降りて道志川に沿った道を、ツーリングのバイクとすれ違いながら快適に走って、集合地点の紅椿の湯駐車場に着いた。
参加者の紹介、班分け、地形図の配布などをして9:00出発。取り付き地点を当日少し変更したことも有り、歩き易そうなところを辿ったら、早速想定外の所に出てしまった。情けない。でも、辿る尾根には出たので、そのまま気を取り直して進む。私の班のメンバーはTNさん、U川さん、県連理事長のS下さんと私の4人。
地図を見ると、取り付きから大室山まで標高差約1000m、ほぼ同じ傾斜で上がっている。そこをやはり同じペースで登っていく。踏み跡程度の尾根の登りは足に負担がかかり、空気は冷たいが汗ばんでくる。椿尾根が左から合流、黄色に色づいた葉が、初冬の柔らかな光を受けて美しい。雨乞石からは富士が展望できた。13:13、ちょうど4時間で山梨百名山の一つ、大室山山頂に着いて他の班とも合流し、昼食休憩。
頂上から前大室に向かう。本来は大きな富士を見ながらのルンルンのコースなのだろうが、道は木製の階段続き、どうしても視点は下に行く。階段を見ながら前大室まで下った。
前大室からはまた樹林の中、急な下りは落ち葉のラッセルだ。地形図によって、登山道の表示があるものとないものがあったが、特に迷うようなところはなかった。県連理事長の激務が重いのか、S下さんは遅れ気味になり、それをTNさんとU川さんが気遣っていた。16:20、目的地点のテニスコート脇に無事下山した。少し疲れたけれど、心地よい疲れでもあった。
参加者:リーダーO野、S藤、S田と、MS、TN、T井、T川、H高、U川、Y城、Y田み、他8