埼玉県労山中部ブロック交流雪山 三国山感想集

2023年3月11日

・H高

三国山の取り付きは国道17号のトンネル手前駐車スペース(標高1070m)。国道なので除雪作業が行われているし、ここまで車で来れるのでアプローチは非常に楽勝。三国山(標高1636m)までの標高差は560m。他会も参加する中部ブロックの雪山山行のフィールドとしてここを選んだK藤さんの慧眼に満腔の敬意を表します(ちなみに谷川岳(標高1963m)と天神平スキー場(同1300m)との標高差は660m)。

個人的には結果的に今シーズン初めての雪山山行となり、また最近日々のトレーニングも仕事のせいにしてサボりっ放しの状態だったので、ちゃんと歩けるか心配だったけれども、何とか歩き通せたので良かったです。

しかし、雪山山行はやはり通常登山と違う。登りの時、私自身は両手のストックにかなり体重を預けるので(そうしないと脚が沈んでしまうので)、バスケットの大きなストックをいかに上手く使い、両脚の体重移動の抜き・差しのタイミングをどう行っていくか、久々の雪山歩きでしばらく登りの歩きが上手くいかなかった。下りはもっと難しくて、斜度があるところを下るに際して、いかに前脚の踵を雪面に蹴り込み、膝を曲げずに前脚を一直線の状態に保ちつつ、後脚の膝を曲げていってその限界まで前脚を滑らせていくか(ある程度滑って降りた方が体力使わないので楽)、その間両腕のストックで上半身のバランスを取って転倒しないようにするか、身体が忘れていたので思い出すのにしばらく時間を要しました。

でもそういう事が出来るのも雪山に来れたからです。もうシーズン終わりかもしれないけれども、また雪山に行きたくなりました。同行の皆さん、ありがとうございました。

【谷川岳と万太郎山がバックのGKリーダー】

・K木

昨日はお世話になりました。有り難うございました。初めての中部ブロック雪山山行、天気に恵まれ、ゴールデンウィークの様な天気、風も無くのんびり雪山ピクニックでした。9人のメンバーと楽しめた事、9倍の喜びでした。また参加したいと思います。有り難うございました。

・O川 昌子

中部ブロックの雪山山行に初めて参加いたしました。取りまとめいただきましたご担当者さまお疲れさまでした。ありがとうございました。雪の三国山は2回目ですが、今回は雪のコンディションも良く、山好きの方々とお喋りしながら楽しく歩くことができました。このような山岳会同士の交流が図れる活動はとても有意義だなと感じました。また参加させていただきたいと思いました。

・K池

GKリーダーの助けにより、何とか実現できました。私の今年最初の雪山でしたが、天気も良く、暖かく、無理のない行程と素晴らしい展望と、文句の付けようのない山行でした。参加して頂いた皆様にも感謝しています。何より自分自身楽しく歩くことができました。ありがとうございました。

・GK

参加の皆さん、大変ありがとうございました。おかげさまで、とても楽しく雪山を満喫できました。春霞はかかっていましたが、雪山とは思えないぽかぽか陽気でゆったりと国境稜線の眺めを楽しめました。天気さえよければ、雪山を楽しむには絶好のルートですので、これからもまた三国山でスノーハイクを楽しんでみてください!

・O野

日帰りの山でも、4時起床と朝が早いのでやはり山は非日常の世界だ。H高さんの車にK木さんと一緒に同乗させて頂き、赤城高原SAでGK車のメンバーと合流、登山口の駐車場に8:20に着いた。日進山岳会のグループも間もなく到着、顔合わせをして出発する。

国道のフェンスの切れ目を抜けて取り付き、まだら雪が残る斜面をGKさんがトップで進みます。すぐに汗ばんできて衣類を調節、三国峠へのトラバース道に出た所で練習を兼ねてワカンを装着、雪の踏み抜きもなくペースは快調、みな余裕の表情だ。三国山から東に延びる尾根に乗り、樹林がまばらになった斜面を登りきると1620mの小ピーク、谷川岳から平標迄の国境稜線が白く輝いて目に飛び込んで来る。それらを右に見ながらほぼフラットになった雪面を漫歩して頂上、雪に柱が埋まった標識がありました。

昼食はちょっと先の国境稜線展望広場、絶景の贅沢を9人それぞれが一人9人占めです。春霞に煙るようなポカポカ陽気、誰からともなく「これでは雪山ハイクでなく雪山ピクニックだ」との声が上がりました。

帰り、H高さんが雪面での下りで踵の使い方を日進のメンバーに教えていました。GKさんとK池さんからは「せっかく楽しい山なのだからゆっくり時間をかけて降りましょう」と声を掛けてもらいました。予定より30分程早く駐車場着、感想を述べあって車上の人になりました。

年を重ね、日常に埋没することに満足し、山が段々遠のいて来ました。それに伴って、想像力も創造力も好奇心も範囲が狭まり衰えを感じています。会のメンバーとの山行は、加齢による衰えへのささやかな抵抗でもあります。励まして頂いたメンバーの皆さん有難うございました。

■メンバー リーダーGK サブリーダーK池 H高 O川 K木 O野 他に日進山岳会の3人

■ルート

 

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