5月のフリークライミング3選

5月13日(火曜日)天王岩
久々の天王岩は何とか晴れていて、いつも湿っぽい天王岩にしては良い条件。下の岩場はやや湿り気味でも登れる。
今回のメンバーは発見参のYTさん?KNさん?等総勢7人のパーティーです。
さっそく上の岩場の広場にシートを広げて、易しい「クラックジョイ5.9」と「無名ルート5.7」にトップロープをセットして登り初める。まずはITさんが「クラックジョイ」をリードで登り、多分2回目くらいのリピート?上部のクラックからが核心ですが、カムを一個決めて何とかレイバックとかを駆使して終了点、ご新規さんのためにセットする。

さて初見参のYTさんとMBさん、KNさんらのチャレンジですが自然の岩場はジムのようには行かない、結構核心のパートに苦労しています。それぞれ順に「クラックジョイ」を登って、OTさんが「無名ルート」から登って、「涅槃の風」と「蝉時雨」にロープを張ってもらうが、どちらも10.Bなのですが核心が出来ずに皆さん枕を並べて敗退でした。
外岩の10.B恐るべしです。しかしOTさんその後「冥土の土産10.D」のラインから「コーナークラック」にセットして、クラックラインを登っていました。
さて午後からは下の岩場に行って2・3本登りました。他のパーティーの合間をぬってTDさんが「ちいせみ」を登って終了です。それにしてもガイドだか何だか知らないけれど、隣のルートにはみ出して登らせるのは何だかな~な気分でした。
で、帰りにソロクライマーの方に飲み会のお勧め店、立川で交流して解散でした。

L:ST、SL:TD
メンバー、OT、MB、KN、IT、YT

5月15日(木)  川又・雷岩
さて今年5回目の雷岩、足しげく通うこの岩場は、まずは首都圏から近い、易しいルートがある、絶対クライマーが来ない、そして南向きで乾きが早いと言う4拍子揃った岩場なので、通って当然の岩場です。勿論貸し切りなので他のクライマーに気を使う事もなく、自由自在にルートを選んで登れます。

ただし岩質が石灰岩の為人気ルートは結構ツルツルでフリクションに苦労します。それでも石灰岩の聖地の二子山弓状とか川又・コウモリ岩から比べると、まだまだ足置きに安心できます。
流石に5回目となると簡単なルートは割愛して、「欅5・7」からアップして、「青葉5・9」をリードで登る。この岩場では珍しく10m近く長いルートなので、登った感のあるルートです。これはMBさんもKTさんもリードでトップアウト。
上部のスラブ状のパートでルーファイが読みにくく、左側、中央突破の2パターンでグレイドが少し違うようです。
結城さんはこのエリアの課題「時の流れに身を寄せて」11.Aにチャレンジですが、ちょっとした足さばきでクリアできたり、出来なかったり楽しんでいます。
さて今回の最大の課題は「レンコン畑」10.Aなのですが、被り気味の下部を抜けても上部のコルネのパートが核心で、難しかったです。よれよれでトップアウトして、終了でした。

L:KK、メンバー SL:ST、YK、MB

5月18日(日曜日)奥武蔵・天覧山の岩場
さてさて今回は奥武蔵の天覧山の岩場に行ってきました。この企画は昔所属していた品川山の会「さんかくてん」の知り合いから頼まれて、会のバリエーションのための岩場の登下降と初級のロープワークの訓練の下見です。
アプローチも雨上がりで結構濡れていて、慎重に岩場に降りて、初めての岩場を確かめます。
あまりクライマーには親しみの無い岩場で誰もいないかと思いきや、早稲田大学のワンゲルの人達がロープワークの練習をやっていました。
取り敢えず空いているルートにトップロープをセットして、濡れ濡れの岩場を登り降りする。こじんまりとした岩場なので、ルート数も少なく果たして本番では何ルートセット出来るか?不安材料も多い。当日は登山靴での登り降り、クライムダウンの初歩の講習になります。

トップロープの支点は岩場の上に大きな立木があり、また大きな岩にもボルトが打ってあるので心配はなさそうです。
その内早稲田のパーティーがリードで登ろうとすると、別のパーティーのリーダーと思しきクライマーが「ここは神奈川県の山岳会との間でリードは出来ない約束になってます」とのご指摘でした。ところがその指摘してくれたクライマーが実は私の昔の知り合いで、お互いにびっくり仰天、はるか数十年前に東京都勤労者山岳連盟の「中級岩登り教室」のスタッフの方でした。
いやはや奇遇というか、お互いにクライミングを続けていてガンバってますね~のエールを交換しました。
終了間際に岩場までの急な下降路にフックスロープを張る準備も行い、下見の終了です。で、帰りに飯能の酒屋さんで銘酒「天覧山」をプレゼントされました。ありがたや、ありがたや。

参加者 「さんかくてん」会員3名、ST

記:ST

返信を残す