初春の南房総の山々 締めは海鮮丼

2019年1月4日

道の駅ちくら潮風王国で食べた海鮮丼が凄く旨かった。新鮮な食材、3日間の陽春のなかで体を動かした後の食事というだけでなく、気兼ねの必要ない仲間との食事だったからと思う。そして今回、房総の山のイメージが一転した山行であった。企画者リーダー、同行者に感謝致します。

房総八良塚(342m)~高宕山(330m)

急な道、痩せ尾根、深い谷

千葉県の最高峰は愛宕山で408mの低山にもかかわらずその房総の山の日帰りハイキングで道迷い遭難し?結果ビバークしたニュースがあったように、房総の山々は特徴がない複雑な枝尾根で地図読みの極めて難しい山々と考えていた。それはそれで間違いなかった。一方、 行ったことのある山は「花嫁街道~烏場山(266m)」と公開ハイクの「富山」であり、そこから「暖かい、穏やか」と言ったイメージでも捉えていた。

今回の山も麓からは青々とした部分が多く穏やかに感じられたが、登り始めから急峻である、しかも砂地のように脆い。尾根道も馬の背のように両側が切り立っている場所も多い。樹木がなければ恐怖に襲われる。地質は火山性の岩・砂礫ではなく、砂岩・泥岩のようである。削りやすいのか登山道の岩は削って段差になっている部分もある。

ガイドブックの地図で十字路になっている部分がある。しかし、そんなところには出会わない。が、二万五千分の地図を良く見ると何と立体交差していた。尾根道とその下の林道のトンネルである。

キャンプ場の資料も立体交差していた。

が、参考にしたガイドブックには そん なことは本文にも書かれておらず地図からも読み取れない。やはり、房総の山や里山は難しい。

時間切れとなり大滝~高宕山~駐車場と戻らず、林道高宕線を下る。山で会った登山者が車で追い抜き、二名のみ我々の車の所まで送迎して戴けたので国道は歩かずに済んだ。感謝‼

清和県民の森のキャンプ場に入る前に車でちょっと一周する。谷が異常に深い。地図を見ると沢はかなりくねくねしている。案内板には次のように書いてあった。

【千葉県の大地のほとんどは、海底で溜まった砂や泥、火山灰から成り立っている。約500万年前の海底が、地殻変動で隆起したもの】

この隆起した砂、泥などが雨等により削られ、深い谷、急峻な斜面、痩せ尾根、複雑な枝尾根や谷筋を造ったと想像される。

キャンプ場の管理人さんは「ここは千葉のチベット」と言っていた。だが、 正月なのにキャンプ場には幾つかのテントが張られている。山中なので星は綺麗だが、街中に近くその光のためか(星空ファンからすれば光害)冬の天の川まではわからない。しぶんぎ座流星群を見ようと思いトイレに行くときに夜空を確認したが凄く寒くすぐ諦めてしまった(しぶんぎ座は廃止されて今はない)。

房総からならカノープス も観られることもある。が、海辺ではないため山に遮られて観えない。

中国では南の水平線近くでなかなか見られず縁起の良い赤い色であることなどから、カノープスを「南極老人星」や「寿星」と呼んでいる。南極老人とは、日本の七福神の寿老人あるいは福禄寿の元になった神様で、長寿をつかさどるとされているそうで、そのためこの星を見ることは縁起が良いとされ、とくに、一目見ると寿命が伸びるらしい。

一方で、房総半島の南端にある漁村では地名に因み「布良(めら)星」と呼んでいるとある。この星を嵐で命を落とした漁師の魂と結び付けて、「布良星が見えると海が荒れる」という言い伝えもあるようである。

南の山に行った機会には是非観たいと考えていたカノープス/布良星だが見えなくて良かったのかもしれない。

 

【参加者】リーダーK塚、S々木、H田と、H田よ、W部、TK

以下会報 ’19年1月号 P.5 ~6にH田よさん報告の「津森山~人骨山」「峰岡浅間」関連の写真です。

をくづれ水仙郷祭

峰岡宣言の 天狗の面々

記:TK