2022年4月9日
シーズン初めの足慣らしとして、昨年計画して行けなかったウルシガ谷沢に行ってきました。
右俣を遡行し、左俣を下降するルートです。
4月とは思えないかなり暑い天気となり、沢には最高の天気でした。
笹平から関係者以外立ち入り禁止のロープをくぐり林道を歩き小坂志川林道が分かれるところを左に入ります。入り口には本日2か所目のロープが張られていました。過去の記録を見ると、道が荒れているとの事でしたが、かなり整備され場所によってはコンクリートで固めた個所もあり、とても歩きやすい林道になっていました。
(整備された林道)
左側に涸れた沢が現れるとそこが入渓点。笹平から40分位です。
(涸沢の入渓地点)
最初は小さなゴルジュが連続しており楽に歩けます。
やがて右に滝が見えるとそこが分岐。本流から離れ今回の核心部となる3連滝になります。
(右俣の核心部)
1段目の12mは、教科書通りに左から登り真ん中のカンテを乗っ越します。結構苔が生えておりヌルヌルでした。2段目の8mは水量が多く右岸を巻きましたが、落ち葉が厄介でトラバースに苦労しました。3段目の4mは左岸から楽に登れました。
核心部を超え後は傾斜が緩くなり、小滝の連続にリラックスして登れました。
(5m滝を登る)
暫くすると再び二俣。これは左に進み、ナメ滝を過ぎると沢が終了です。
待ち構えていたのは落ち葉のラッセル。
(落ち葉のラッセル)
結構疲れるので尾根に上がる事にしたが、これまた急勾配で、木に摑まりながら登りました。
束の間の林道歩きは、ぽかぽか陽気でもある為快適で、わざわざ足場の悪いところを歩かなくてもこのまま下山したら? などと安易な思考が巡ります。
(束の間の休憩)
尾根道の林道から一段下がった作業道が左に大きくカーブするあたりに沢筋らしき箇所がありそこが左俣。落ち葉が積もった急斜面を下降し暫く涸沢を歩くとやっと水流が出てきました。
こちらも核心部はいきなり登場!10mの滝は落ち口にしっかりとした木が1本だけ生えており、懸垂してと言わんばかり! 30mのロープで長さは十分足りるはずだが、下が見えない為不安を感じました。
(懸垂下降中-1)
(懸垂下降中-2)
(懸垂下降中-3)
続く5mの滝は右岸を巻いて降ります。3mの滝もクライムダウン。
最後の3mは右岸を大きく巻いて下降しました。その後は、すぐに右俣との合流点に到着。来た道を戻り、今年の沢はじめを無事に終了しました。
■日程 4月9日(土)晴れ
■メンバー リーダーA部(幹)、サブリーダーH高、T井、T羽
■ルート 笹平8:00⇒ウルシガ谷沢出合⇒9:20右俣⇒12:30左俣⇒15:20笹平
記 T羽