2022年10月 第一例会(学習会)報告

2022.10.04

2022 年10 月 第一例会(学習会)報告

2022.10.04 19:30~21:00

シーノ・ZOOM 併用開催 参加者 シーノ9 名ZOOM 10 名

Ⅰ今月の山行計画

① 10/30(日) 紅葉ハイク:浅間山周辺

② 11/5(土)~6(日) ビバーク訓練&クリーンハイク:秩父四里観音

③ 11/13(日) 装備点検:K原塚さん宅

Ⅱ学習会メインテーマ 『地図の読み方』

講師 O野さん

  1. なぜ地図の読みをするのか

・遭難の原因は道迷いが圧倒的に多い。自分が今、地図上のどこにいるのかが分かればその後、

適切に対応できる。

・山座同定もできる。

  1. 地形図

・山岳地図のアプリからダウンロードできる。

・雨に濡れると破れるので、予備を持参する。

・国土地理院の地形図は大宮髙島屋のジュンク堂書店にある。

・地形図に慣れるには使うことが大切。

  1. 地形図とコンパスの使い方実習

準備するもの;当日自分がいる場所周辺の地図(自治体が作ったものなど地図なら何でもよい)、シルバーコンパス、太い線・細い線が引ける筆記用具

①地形図とシルバーコンパスの使い方

(1)磁北線を引く(地形図に引いてあるものもある)。

(2)自分の現在地が地図上でわかっている場合、どの方向に行くか。

・地図上で、現在地から進みたい目標物に向けて(直線を引き)コンパスの長辺を合わせる。

・リングを回して矢印(赤)と地図の磁北線を平行にする。

・コンパスを地図から離し、底辺を自分のへそに当て、自分の体を回転して磁針と矢印を合わせる。

・その時向いている方向が進みたい方向。

(3)自分の位置を知る・・・地図上の2 カ所が、目に見えているまたは方角がわかっていることが条件

・1 つめの目標物の方を正しく向く。

・コンパスの底辺をへそに当て、体の向きは固定したまま、リングを回して磁針(赤)と矢印(赤)を合わせる。

・コンパスを体から離し、コンパスを地図上に、矢印(赤)と磁北線(赤)が平行になるように置く。

・コンパスを平行移動させ、コンパスの左上端を地図の目標物に重ねる。

・そのまま、コンパスの左上端から左下端まで直線を引く。現在地はその直線上にある。

・もう一方の目標物についても同じことを繰り返す。

・2 直線の交点が地図上の現在地となる。

〈注意〉・3 点を取ると正確になる。

・2 か所は90°位交差している所がいい。

・地図に載っている所で、自分からも見える所を目標物とする。

・誤差を少なくするために、目標物は遠くの物がいい。

・登山道上にいることが分かっていれば1 本で分かる。

(4)概念図を作る

地形図に、尾根はサインペンなどで太い線を、谷は鉛筆で細い線を入れて概念図を作る。

色別でもいい。

(1)尾根と谷を見分ける。立体的に見えてくる。

(5)注意

(1)点線で示される登山道は必ずしも正確ではない。

(2)地形図には載っていないりっぱな登山道があることもある。反対に地図上の道がす

たれていることもある。

(6)知っていると便利なミニ講座

(1)2.5万図で4cmが1km

(2)平地で1kmは12~15分

(3)登山道で100m(標高差)登るのに20~25分

(4)自分の歩幅。100歩で( )mと測っておくとよい。

(7)参加者の感想

・スマホの電池切れやGPS の不具合などでスマホ使えない時もある。地図は必要だ。

・地図の読み方はよく分からないので、参考になった。

・よく沢に行くが迷うことがあるので勉強になった。

・地図読みは好きなので、地図読み山行にも行きたい。

・スマホで現在地を確認したら、I瀬さんにカンニングだと笑われてしまいました。カ

ンニングしなくてもいいようにしなくてはなりませんね。(TN)

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