越沢バットレスマルチピッチ  2題 (3/21・4/16)

2019年3月21日(木・祝日)

祝日の木曜日何処かに登りに行かない? とジムトレの後何気なく聞いたらY城さんが越沢バットレスはどうですか? というご提案、今までなかなか行けなかった岩場なので、早速メンバー募集したところ次々に参加表明があり、車2台で現地に向かった。

参加メンバーはS木さん、Y城さん、T田さん、M谷さん、K池さん、I村さん、U村さん大宮労山のクライマーが総結集です?

集合は飯能駅に7時半、一山超えれば鳩ノ巣、多摩川を越えて林道を走り車止めのところで駐車して、アプローチです。階段状の坂道から川を渡り岩場に面した対岸にある東屋が前線基地。80m程の圧倒的な岩峰が迫ってくる。

人数が多いので2班に分かれてのパーティー構成、A班はS木さんーM谷さん、T田さんーI村さん、B班はS田と―U村さん、Y城さん―K池さんで登ることに。

取り敢えず「右ルート」の1ピッチでロープワークの復習のつもりだったが、時間も押し迫っていたのでA班はそのまま登ってもらうことにし、B班は「第2スラブ」を登ります。

何分はじめてなものでルート取りが分からなかったが、昨年このルートを登ったと言うU村さんにリードしてもらう。さすがに経験者ダイナミックに登り、私を確保する。

ちょっぴり滲み出しがあるけれど、難しくはなくビレイ点、つるべで2ピッチを私がリードして2ピッチ目の終了点、U村さんの3ピッチを確保していると2ピッチ目をリードしてきたK池さんが到着する。折り返しのボディービレイのシスティムを再確認する。ほとんど本チャンのクライミングの支点構築とビレイは緊張する。

U村さんは核心のつるつるの「滑り台Ⅴ級」をぐいぐい登ってゆく。

他に2パーティーくらいで空いていたので思い通りのラインで登れて最後の易しい5・6mをノーピンで登って終了点。やはり初めての岩場は緊張しました。

尾根上のアプローチを進んですべてのルートの懸垂下降点に進んでいくとT田さん、I村さんのパーティーが最終ピッチで確保している。

懸垂ロープをセットしてU村さんから降りてもらう、1ピッチで降りて少し足りないところをクライムダウンして取り敢えず「第1スラブ」の登攀を終えて休憩舎に戻って一休みです。

さて午後からは「右ルート」に移動して1段上がった所からスタート、私が1P目をリードで登るがU村さんの手が調子悪く、私が続けてその後をスタッカットで登ることに、3ピッチ目はやはりつるつるで「滑り台」何とか登って終了です。S木さんM谷さんパーティーは3ルート目に挑戦でしたが惜しくも時間切れで途中から懸垂下降でした。

越沢バットレスはアルパインの訓練の岩場としてはとてもいい岩場です。

2019年4月16日(火)

 土曜振休のK池さんが平日クライミングに参加することになって、「ロープワークがしたい!」で、2度目の越沢バットレスのマルチクライミングです。川越からS木さんの車で出発。M谷さんも参加、4人で平日のクライミングです。

午前中は我々だけで貸し切りの岩場、S木さんM谷さんパーティーは「第2スラブ」を私とK池さんは「右ルート」で主に支点構築とビレイシスティムの訓練です。

登る前にセカンドの支点ビレイのシミュレーション、今までほとんど折り返しのボディービレイが主だったのでその確認です。先にK池さんに1ピッチ目をリードしてもらう。安全のためしっかり岩や木立でプロテクション取りながら登り私を支点ビレイで確保、つるべでその先のピッチを終了点まで登って「右ルート」を完登です。懸垂下降して休憩舎に戻って昼食タイムしていると、クライマーが1パーティー到着、何でもこの近くに住んでいて? 夜勤明けの女性を伴って登場です。やがてS木さんパーティーも遅れて戻ってきてしばし休憩。

若いパーティーは「第2スラブ」に取り付いて、私たちはもう1度「右ルートで」ロープワークの検証です。今回は私が1ピッチをリードして、K池さんが2ピッチ目をリードです。2回目になってロープワークも手順良く出来るようになって、支点ビレイも様になって終了点。最後にもう1度新しいビレイのシスティムを練習してクライミング終了です。

記:S田と

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