2020年8月2日
7月末のこと。どうやら週末、長い長い梅雨が明けそう。さてどこに行こうか? 近場で、日帰りできて、涼しい所! そんな山が埼玉にあるかなぁ…と考えると、白谷沢から棒ノ折のルートしか思い浮かばず。もっと暑くなるまで取っておきたいけれど、どうしようかな?
なかなか重い腰が上がらずにいたところに、H川さんから棒ノ折のお誘いが! これは行くしかない! と大喜びで参加表明。さらにMMさんも加わって、3人だけど賑やかに、涼を求めて白谷沢へと向かいました。
ここ数ヶ月、3人ともほとんど山に行っていなかったということもあり、「今日はのんびりペースで行きましょう」と言っていたのに、H川さんもMMさんもスタートから軽快に歩みを進めます。沢に行き当たると、ヒンヤリとした風に全身包み込まれ、なんとも爽快! 木々の緑はまだ柔らかく、蝉の声もまばらで、8月に入ったというのに、夏という雰囲気ではありません。MMさんはまだ沢沿いを歩くのは慣れていない様子でしたが、H川さんが足の置き場、三点支持、設置してあるロープや鎖の使い方をレクチャー。MMさんはH川さんのお話に真剣に耳を傾けて歩きます。
しかし、夏の暑さにまだ身体が慣れていなかったからか、汗をかきすぎてしまったからか、白谷沢の途中でMMさんの足がつってしまいました。かなり足が辛そうなMMさんですが、明るく対応していて、とても強い! 少し早い時間でしたが、ゆっくりお昼休憩を取り、白谷沢を抜けたところで下山することにしました。
その休憩が功を奏したのか、白谷沢を出るとMMさんの体調が回復。様子を見ながら進むことにしましたが、結局、MMさんのペースは快調なまま、棒ノ折の山頂に到着しました。
空が霞んでいて景色はちょっと残念でしたが、それでも山頂からの眺めは気持ち良く、この山がなぜこんなに人気があるのかがわかります。
下山は、足の調子と、登山道の木の根の張り出しによる歩きにくさとを考えて、こまめに休憩を入れながら、のんびりのんびりと降りました。
ところで、私は昨年、埼玉県勤労者山岳連盟の登山学校で学ばせていただいたのですが、今回の山行で、登山学校の同期たちと偶然行き合いました! みんなでびっくりしたり喜んだり、「24期のみんなで、また山に行きましょう!」と盛り上がりました。こんな風に一緒に山を楽しめる仲間ができたのは、学校で得た大きな収穫の一つでした。そして、学校で、仲間と協力して登山することの楽しさを教えてもらったことが、大宮労山に入会するきっかけともなりました。
登山学校は、埼玉労山に所属する会の新規入会者だけでなく、会に所属しないで個人的に登山をする人にも、登山の基本的な知識・技術を教え、安全に登山できるように助けるという役割りも果たしています。そして、学校を機に、会に所属するようになる方たちもいます。もし皆さまの周りに、登山に関心を持っている方、登山を始めたばかりで学ぶ場を探している方、久しぶりに登山を再開した方、山の知識を再確認したい方、登山仲間を探しているものの会に入るのはためらっている方…そんな方がいらしたら、ぜひ登山学校をお勧めくださいますように!
メンバー:H川(L)、MM、T川
行程:飯能駅7:00集合ーさわらびの湯7:40ー棒ノ折山12:30ーさわらびの湯16:00
記:T川