2021年6月20日
関東地方も梅雨に入り、雨を避けての山行は貴重だ。子持山は大黒岩(獅子岩)のマルチピッチが楽しめる山として岩好きな会員が登っている。
TNさんに誘われて、荷物を少し重くし、岩場を見たさもあり登ってみた。
登山口までの道路をまたいで、大きな赤い鳥居が迎えてくれる。山全体が神社なのか。6号橋の駐車場から登り始める。7号橋の駐車場は閉鎖されていた。
登り始めに屏風岩の岸壁が見えてきた。苔むしているがフリーのルートが何本かある。独特の形状で柱状節理、逆層で登りにくそうだ。急坂登り1時間で獅子岩に到着し、マルチの基部まで見学に行く。その日は4人の若者が登る準備をしていた。距離は短いが、なかなか難しそうなルートだ。さわやかな風の中、緊張しながら登るのは、どんなに気持ちが良いだろう。
鉄のはしごで獅子岩の上に登り、周りの展望を楽しんだ。岩から下りる時、アルパイン志向のH竜さんが「怖い怖い」と言っている。
ほんとにこわいのかな?
岩の上から眺めると、不思議な形状の岩稜が2列見える。上部は平らで幅1mほど、緑の木々の中ににょっきりと立っている。やはり柱状節理なのだろうか。
柳木ケ峰まで下りて、登り返して山頂に。残念ながら展望は少ないが、周囲は落葉樹の木々が濃い緑色に輝いている。渋川の街並みも見える。
下山は沢コースか尾根コースかで意見が分かれたが、2対1で尾根コースに決定。いつもはルーファイしながらバリルートを歩いているH竜さんにとって、登山道の尾根歩きは藪岩魂が燃えず気持ちが乗らなかったに違いない。
メンバー:TN(L)、H竜(SL)、MS
6号橋駐車場8:10―大黒岩(獅子岩)9:15―山頂11:00―浅間12:35―5号橋13:48
記:MS