第一例会学習会報告
2022.12.06 19:30~21:00
シーノ・ZOOM 併用開催 参加者 シーノ7 名 ZOOM 9 名
Ⅰ今月の山行計画
今月の会山行の予定なし。
Ⅱ先月の復習
☆先月のテーマは 『 ココヘリ最新情報 』 でした。ココヘリの捜索可能範囲や、どのような所に付けておくといいか、またプレミアムプランなどについてI瀬さんからお話しいただきました。
☆紅葉ハイクの時、親機での捜索訓練をしましたが、その際、Y田(道)さんの子機が捜索不能になりました。最近、緑やオレンジの点滅がきちんとしていなかったそうです。不具合のようなのでオーセンティックジャパンに連絡して、交換してもらったそうです。このようなことがありますので、時々確認が必要ですね。
Ⅲ学習会メインテーマ 『雪山の知識』
講師 GKさん
雪山が大好きというGKさんに雪山アラカルトを紹介していただきました。
- 雪山の魅力
最近、雪解けが早くなってきたように感じる。
雪山の写真多数
タカマタギ
八ヶ岳・御題目尾根・杣添尾根、
一ノ倉岳・芝倉沢、
三岩岳・窓明山、
越後駒、
前掛山、
(黒斑山)
- 雪山の特徴
ナイフリッジ
柄沢山、日白山長釣尾根、クロガネノ頭など
トラバースより歩きやすいこともある。クロガネノ頭は木がないので、雪崩が怖い。
(クロガネノ頭)
雪渓
飯豊・石転び沢、巻機山・割引沢など
厳冬期は雪崩の巣なので残雪期がお勧め。
劔岳・平蔵谷:夏近くなると青く氷化し固くなり、アイゼンも刺さりにくくなる。
(石転び沢の取付き)
スプーンカット:平らな所に足をおいて登る。
デブリ:雪崩の残骸。ここを歩ける。
クレバス:雪の割れ目。隠れているものもある。はまったら、足場を固めてゆっくり出る。クレバスを越えるために迂回することもある。ベンガラを撒いてある所もあるので、小屋に問い合わせるとよい。
雪庇:風下側に発達する。先端に近寄らない。
根明け:春のきざし。
- 雪山の道具
- 雪山の技術
キックステップの下降・トラバース・初期制動の3 つを覚えれば活動範囲が広がる。
キックステップの下降:練習すればすぐに覚えられる。
トラバース:必須だが滑ったら止まらないので危ない。雪の状況によるので判断が必要。
初期制動:滑ったら、とにかく何でもいいので止まるしかない。
(針ノ木雪渓のトラバース)
転んだら:もがいても出られない。足場・手の置き場をしっかり固めてゆっくり出る。
- おまけ
天気の悪い日には雪山には絶対に行かない。
最後まで気を抜かない。(怪我のもと)
- 参加者の感想
Y 石転び沢出合の崩落をどう予見すればいい?⇒S 下を覗き流線のある所は避ける。縁を歩くようにする。
M 技術を持った人と行かないと怖い。ワカンとアイゼンの装着の基準は?⇒技量と筋力による。雪にどれくらい蹴り込めるかは個人差。「こんちくしょう」とケリを入れる。男女の筋力に差はある。
I 行った事のない山が多く紹介されていたので興味深かった。アイゼンのトラバースがそんなに怖いとは思っていなかった。
Y 雪山の経験はまだ2 年程(八ヶ岳や南アルプスの近く)なので、もっと勉強して経験したい。
U アイゼンとワカンのミックス(同時装着)は意外に良かった。⇒雪質と時間や経験で判断すること。
☆さあ雪山が待っています。安全に楽しみましょう。
資料はホームページのさくらポケットに入っていますので、自由にご覧ください。
報告 TN