ハイキングレスキューとお花見ハイク
2025年4月6日(日)
4/1、学習会でハイキング時のレスキュー搬出について事前学習し、当日を迎えた。週の半ばまで寒の戻りで冷たい雨が降り、早めに咲き始めた桜の花も足踏みしていた。
はじめに挨拶、準備体操。準備体操は全員がひとり一つずつのパートをリードして実施。
空模様を見ながら、取り急ぎ次々救助搬出方法を実施した。
ドラッグ法=要救助者を動かす場合には脇の間からしっかり手を入れ、体を密着させて持ち上げ引きずり、安全な場所に移動する。
道具を使わない背負い=要救助者の足から腕を通し、要救助者の腕を両手で持つ。平地ならある程度歩けるが、山道は??
ロープによる背負い=30m程度のロープがあればループにして要救助者の足を通し背負う。(ただ背負うよりもかなり楽。)
リュックとストックを使った背負い=こちらもただ背負うよりはかなり楽。ストックには衣類やシートなどを巻きクッション性を持たせないと要救助者の足が痛くなる。登山道など傾斜がある場合、救助者+後ろと前に1名ずつで補助。
ロープ担架=ロープを編むのに少々時間を要する。(慣れれば早い?)
ストック(ストックとシート、雨具、ツェルトなどを使用した担架=パーティー人数がいる場合にはこの方法である程度の移動が可能。
人間担架=人数がそろえばある程度の距離を移動することは可能、手や腕を持つのではなくスリングを使用すると救助者の手が疲れにくい。
持っているものでいろいろ工夫すること、また、それを知っているということも大切なことだと思った。(カラビナ1、環付カラビナ1、60㎝スリング、120㎝スリングをハイキングでも持っているといろいろと使える。)
その後、巾着田に移動し、お花見。県道沿いのセブンイレブンで銘々好みの飲み物を仕入れ、漫ろ歩いて巾着田へ。天気予報のせいもあるのか、日曜日で散歩の人はいるが、シートを広げているグループはない。ゆったり車座になり、レスキューの続きで全員の危険な目にあった体験談を語りあう。(何とまじめな花見!)HGさんの足骨折時の下山についての体験から始まり、次々(失敗ではなく)貴重な体験談をたくさん伺うことができた。頸椎損傷の場合にはむやみに動かさないということが大切なことや、事故、怪我の時にはとにかく落ち着いた行動が必要であることなど、中には、山での死亡事故体験で、命の儚さを報告してくれた方もいた。命は儚いから今日一日精一杯生きることが大事なのですね。
午後から雨の天気予報もよい方にはずれ、午前のレスキュー、そして午後のお花見と合わせ、有意義で楽しい時間となった。
■メンバー L:SZ SL:YK IT IM OT ON OG KT KC KN ST ST SM TD TK HG MT YD YN YD
■ルート 日和田山登山口と巾着田