雀川源流尾根紀行 変化に富んだ里山

日時;2011年4月3日(日)

参加メンバー;Hi.T、Mi.M、Na.G、Ki.K
ときがわ町と玉川町の境界尾根のピークにある雷電山のことは以前から知っていましたが、三年前の新ハイキングの三月号にとき川の分流の雀川の源流尾根を縦走し、ピークの雷電山から堂山に抜けるコースが載っていた。大震災でとおのいた山行に、再スタートするには手ごろな山かなと思い行ってきました。あまり歩かれていない所なので、地形図とコンパスと新ハイのコースガイドのコピーを用意して場所を確認しながら歩きました。Mi.Mさんと2人の山になるかなと思っていたのですがベテランのNa.Gさん、Hi.Tさんも行かれてアドバイスをしていただきました。

4月3日、宮原を8時に車で出発、途中東松山のカタクリの自生地で満開のカタクリの花を見てから、県道171号に出る、玉川町の日影の集落に行き公共施設の駐車場の隅に車を置かしていただく。

車道を雀川に沿って20分ほど歩くと雀川砂防ダム公園に着く。公園の右側の林道を少し登っていくと右手の小さな広場に着く。奥に右安戸、左古寺道と書いてある石碑があるが風化していてほとんど読めない。この道標の左の、半分藪に覆われた小道に入る。林道を横切り更に登って又、林道にでるが、ここはかつて牛や馬のえさにする秣まぐさ山だったそうで左側一帯は背の高い草に覆われていた。林道を左に少し進むと右に山道があったのではいる。山道をずっと進んでいくと283メートルの大峰山の南峰が見えてきた。道は左にトラバースするようについていたが、山頂にむかってかすかに踏み跡がついていたので辿っていくと山頂らしき所につく。ここが南方の山頂のようだ。東側は杉の植林で、さらに尾根伝いに藪っぽい所を北東ぎみに進むと、マンホールを埋めたような基準点のある中峰に着く。この辺りは人があまり入っていないようすで、木の枝に赤布が一つぴらぴらと揺れていた。更に北東に下りきみに進むと鞍部らしき所に着く。この辺りから赤布や踏み跡が所どころついており辿っていくといただきに着く。北峰の頂上には木の枝に大峰山と書かれた小さな標識と赤布がいくつかあった。北が少し開けていて小川の街と眼下にゴルフ場が見えた。

次は尾根を西にとり御岳山に向かう。尾根はゴルフ場との境になっていて、発砲禁止の朽ちた看板が所どころにあり、ヤマサカキのいいにおいがし、足元には春ランが咲いていた。尾根を下り小さな沢を二つ渡って北西の尾根を登っていくと、御岳山の山頂が見えてきた。山頂には多くの石仏と鳥居と象の石像が飾られていて、かつては麓の村の人達が多く訪れたようすが伺えた。歩き始めから二時間、石像の前で早目の昼食とする。

今度はときがわと玉川の境界尾根を南下して雷電山にいたるコースに入るがここでルートを間違えてしまう。50メートルも下りすぎ、尾根からも外れてしまったので、「みんなでおかしいよね」と戻って尾根につながるコースを探す。このまま下ったらダムに降りてしまうところだった。本当の尾根は御岳山を下ってすぐのところにあった。今度は尾根をはずさないようにアップダウンを繰り返すと、行風峠の林道にでる。

林道を横切り右手の山道にはいり、えぐれた道をたどると尾根と右手にテレビのアンテナがみえてきた。尾根から外れ左手の踏み跡を登っていくとすぐに行風山に着く。山頂はこびろく、北側が開けて小川の街が一望できました。アンテナにもどり更に尾根伝いに進むと舗装された林道に出た。ここはコースガイドでは「林道を下って沢を渡りのぼり返す」とあったが、林道を横切って踏み跡をたどりながら尾根に向かってあるく。更に進むと軽トラが通れるくらいの仕事道に出る。道の左には古い石仏や社らしきものもあった。ここから再び尾根を踏み跡をたどって、しばらく登っていくと舗装された真あたらしい林道にでた。この辺りからは雷電山も近くに見えて、道を横切って踏み跡に入るとすぐに、木の枝に雷電山方面を記す小さいプレートがかかっていた。だんだん道もはっきりとして新しく建てられた立派な標識もでてくる。杉林の下に沢山のカンアオイが小さな目立たない花をつけていた。今回のコースで一番長い登りをおえると山頂で、二つの小さな祠があった。雨乞いの神が祭られていると聞き今年の夏が雨不足にならないようお願いをした。杉やヒノキに囲まれて見晴らしは良くないがなんとなく落ち着ける雰囲気だ。

御岳山からは2時間ほどだった。おやつの後、堂山に向かうが堂山の尾根にのるまでがわかりにくく、南東にトラバース気味に歩くが所々に小さな手製の標識があったので助かった。20分も歩き尾根につながる開けたところにでると立派な標識が立っており、堂山に向かう尾根にのる。最初は少し急な下りだが途中からはなだらかな尾根で両側に山桜の大木が何本もあり、足元には沢山のスミレが咲いている気持ちのいい道だった。堂山の手前の鞍部に吉沢方面の標識があったので車道歩きを避けるため堂山から少し戻って、吉沢に下るコースに入る。藪椿のトンネルの小道を下っていくとほどなく吉沢の集落、車を止めた日影まですぐだった。

いろいろと変化に富んだ楽しい里山歩きができました。冬から早春にかけてお勧めのコースです。  (ki.K記)