天上の楽園 赤木沢

山行実施日;2013年8月1日~4日
参加メンバー;Ka.T、Ru.T、Mi.T、Sa.H、G1

8/2:折立7:45・・・太郎平小屋12:00・・・薬師峠テンバ12:20・・・薬師岳山荘15:25
8/3:薬師岳山荘6:00・・・出合8:25・・・大滝10:40・・・湧き水12:50・・・登山道13:50・・・赤木岳14:15・・・薬師峠テンバ17:10
8/4:薬師峠5:45・・・薬師岳7:30・・・薬師峠9:10/9:40・・・折立13:10-温泉-大宮21:45

こんなに早い梅雨入りに驚く間もなく、梅雨が明け、さらに、戻り梅雨とは、今年の天気は先が読めない。七月下旬は安定した天気のはずが雨。室堂から薬師岳の縦走は中止、八月上旬の聖岳から光岳縦走はどうするのか、二転三転し、なぜか、赤木沢に行くことになった。

8月2日、夜2時に折立につく。仮眠をとるが、雨。三人用テントは雨漏りがひどく困った。小雨となったので、行けるところまで行くことにする。急な登りが終わると高山植物が咲き乱れていた。

黄色の花はニッコウキスゲ、アキノキリンソウ、ウサギキク、シナノキンバイ、オトギリソウ、白い花は、コバイケイソウ、ハクサンチゲ、チングルマ、イワイチョウ、ワタスゲ、キムガサソウ、ゴゼンタチバナ、ピンクの花はイワカガミ、シオガマ、紫の花は、小さなキキョウ?

薬師峠でナベちゃんのテントに荷物をデポし、薬師沢に向かう。高度が下がったせいかガスが晴れ、景色もよく見えるようになる。

ナベちゃんに花の名前を教えるも、全く興味がない。H竜さん、K坂さん、付き合い程度に相槌を打つも、花の名前が覚えられない様子。

ルリ子ちゃんにいたっては、シナノキンバイをコシノキンバイ? それは日本酒のコシノカンバイとの合成?

薬師沢小屋は満員だった。まずはテラスで乾杯! 翌日の天気が心配だったが、なんと快晴。泊り客の大半は雲の平らに向かう。テラスの梯子を下りると、そこは黒部源流。

降り続いた雨のせいでかさは増しているが、水は澄んでエメラルドグリーンだ。ナベちゃんが渡渉できる場所を、ウサギのように跳んで探してくれる。K坂さん、大きな体で水の中をドンドン進んでいく。やっと赤木沢に入り、ほっとするも、へつりから降ろした足が流され、溺れかける。とにかく皆、足が速い。長引く歯科の治療で首、腰が固まっていることもあり、追いつこうとするとバランスを崩す。マイペースでいくしかない。見上げた空は、どこまでも青く高い。

両岸はハクサンイチゲ、シナノカンバイ、チングルマが咲き乱れている。滝の登れるところを探し、大きく息を吸い込み、ヨイコラショ! と登る

ロープもお助け紐もなく、自力で登れたことが嬉しかった。雪渓が残る稜線が見えたが、その前にハイマツが行く手をふさぐ。ハイマツに乗ろうとするも、跳ね返され、K坂さんが先頭へ。彼が乗るとハイマツがしなる。体重差は30キロだ。年寄二人は着替え、三人は赤木岳までピストン。

午後になってもガスがわかず、360度の大パノラマだ。鷲羽岳、祖父岳、水晶岳、薬師岳の雄姿が。登山道の脇にはお花畑が続く。まるで、天上の楽園だ。

6時に出発して、薬師峠に着いたのが17時。本当に疲れた。食当は私だが、夕食はソーセージ、コーン、揚げじゃこ入り海藻サラダと鮭、しそわかめ、かんぴょう煮、錦糸卵の寿司飯、それに味噌汁にした。完食でした。

K坂さん、酒も飲まずに寝るとは、よほど疲れたのか。でも初めての沢が、これほど美しく、そして、自力で登れたのだから良かった。

翌朝は雨。疲れたので薬師岳のピストンはパス。H竜さんとお茶をしながら皆を待つが、テントの雨漏りがひどい。

ナベちゃん、すごい勢いで戻ってきた。彼は、山の中を走り回るのだ。どろどろの急坂を下って折立に着いた。個性豊かで、愉快な仲間と過ごした三日間、とても楽しかった。

最後に、リーダー、いろいろ心配をおかけしました。ありがとう。(Ka.T記)

北アルプス     赤木沢 天気に恵まれた!!

戻り梅雨で最初に計画していた聖・光岳を立山薬師縦走計画に変更したが日程合わず赤木沢になった。夜2:00到着折立ゲートが朝6:00でないと開かないのでゲート前駐車場にテントを張る。

夜半より激しい雨でスタートを1時間遅らせる。もう一張の古いテントは雨漏りひどく女性人苦情言っている。止んだ隙に共同装備を分け車で折立へ。駐車場はほぼ満杯で雨が降ったりやんだり、隣の車の人が同じ赤木沢に行くらしく雨で水量心配で行くのを迷って私たちに意見を求めている。結局帰ったようだ。

折立から太郎平小屋までの道は沢化して水が流れ歩きづらく時折強い雨と弱い雨の連続で雨具が離せずとても暑い。
薬師峠テンバに一張テントを張りそこに沢装備で不要なものをデボし薬師沢小屋へ向かう。この天気でも薬師沢小屋は高天原、雲の平方面に向かう人で混んでおり畳一枚に2名とのこと。雨はあがっており明日の天気心配しながらテラスでいつもの宴会行う。

朝6:00出発で朝食は弁当にしてもらう。熟睡できないまま朝を迎える。打って変わり良い天気。日本一綺麗な沢で人気の沢と言いながら私たち以外に2パーテーと単独者1名しか確認できずマイペースで遡行できた。

黒部川から赤木沢出合いまで通常渡渉せず行けるはずだが水量多くへつることができず対岸に渡渉しながら出合いまで行く。全工程で最も苦労したところ。

雪解け水は冷たくひざ以上になるとジンジンしてくる。赤木沢に入ると岩肌は赤っぽくナメ滝がきれい。倒木もほとんどなく青い空に合う。新人が多いので滝登り心配したがロープまったく使用せず自由に右から左から登っていく。沢の途中よりV字状の谷の間から緑の草原を通し稜線が見えその上に青い空が見える。

これが日本一のきれいな沢と言われる由縁なのかな。大滝の前で少し遊び高巻し連続する滝を登り詰めると湧き水の所に出る。広い草原を登り藪漕ぎが無いというルートだがハイマツの藪漕ぎ1時間位がんばり登山道に出た。だらだらとテンバに向かう。薬師峠テンバは、トイレがきれいで水も自由で最高。その夜はテンション上がり飲み過ぎ。

次の日は又雨のスタート。雨の薬師岳登り組みをテントキーパーが待つ。5人用古いテント内に水が溜り濡らしたくないものまで濡れる。

薬師岳登頂組を待ち又雨の中折立へ下山した。  (Sa.H記)

感想 

入山からいきなりの雨でこの先どうなるかと思ったが、入渓日は天候も良く、美しい風景を堪能しながら楽しく沢登りをすることができた。沢までのアプローチが若干長いものの、ロープやガチャ類も必要とせず、詰めも易しく初心者でも楽しめる、とても良い沢だと感じた。

当初縦走の予定が急遽沢登りになり、沢登りはあまり興味がなかったのだが、自分の中の沢のイメージを覆すような、行ってよかったと心から思える沢だった。すべての沢がこんなきれいなら、すぐにでも沢屋に転向してしまうだろう。(三郷山の会 なべちゃん記)

黒部川本流を左岸から赤木沢に入る為、私は川の右側ばかりをへつったり胸まで水に浸かってムリムリ歩いていましたが、左側の方も滝が登れるしラクでいいかも。赤木沢はザイルもお助けロープも出さずに済む、広くて楽しい沢です。

今回私は最後尾を歩かせてもらいましたが、4人が4人自分の見つけたルートを思い思いに登っている姿は、これまでにない絵でした。皆さん是非行って見て下さい。  (Ru.T記)