ネパール・写真山行 ゴーキョ、レンジョ峠、 ナンパ氷河

三月一八日~四月一七日

ヒマラヤ通いも一九九四年のパキスタンからヒマラヤの山々を撮り続けて二三年目を迎えた。その間ネパールへは数多く訪れて、今回で三六回目の訪問となる。ゴーキョへは五度目の訪問で、三年前に突然の大雪で予定していたレンジョ・パス(峠)を越えてナンパ氷河を歩くことが出来ず、今回再チャレンジとして出かけた。何度も歩いたエベレスト街道をのんびりと歩く。順応日のナムチェ・バザールはパスしてモン・ラ(峠)泊とする。が、天気が良くなくて夕焼けは見られなかった。ゴーキョでは二泊して夕焼け、朝焼けを撮る。ゴジュンバ氷河を遡り、チョー・オユーBC手前の湖で三泊する。エベレスト、サウスコル、ローツェが望められるお気に入りの氷河のモレーンに出かけて、早朝はチョー・オユーを、夕方はエベレスト、ローツェなどを撮った。充分満足してゴーキョに戻る。翌日、念願のレンジョ・パス(峠)へ向かう。クーンブ山群を背に急坂をグングン上って五三六〇mの峠に到着する。峠の向こう側はロルワーリン山群で、五年前に歩いたところだ。峠の狭い場所でテント泊にする。クーンブ山群の夕焼けは生憎く雲が出てきて撮れなかった。翌朝は快晴でロルワーリン山群はすばらしい朝焼けで明けた。充分写真を撮ってナンパ氷河へ向けて石段の急坂を下る。ランデンでナンパ氷河の情報を収集する。ランデンのロッジ前から朝焼けのコンデ・リなどの山並みが望める。ナンパ氷河を遡りパンブク、タンナク・リ、ダン・クルー、シンカールなどが望められるチュレー上部の小さな湖の側にテント二泊とする。さらに氷河を遡りスムナ氷河との分岐部の台地に上がると展望が開けて、目の前の氷河の先に中国との国境に聳えるチョー・アウイ、ナンバイ・ゴスム、さらにチョー・オユーが望められた。長年思い描いていた場所に来られて、しばしシャッターを押すのも忘れてじっと眺めていた。此所に二泊して朝に夕に変化する山々を思い残すことなく眺めた。予定の氷河の最奥までは行けなかったが、充分に満足して帰路についた。  (記 I崎)