2019年2月16日
7時過ぎに銅親水公園を出発する。さすがにこの季節は停まっている車も少ない。
駐車場からは目指す社山が見えている。見たところ、雪はほとんど無さそうだったのでカンジキは持って行かなかった。
ゲートを越えて林道を久蔵川沿いに歩いて行く。安蘇沢林道を左に見送り、さらに歩くと目指す南南東尾根(仮称)の突端を林道が回り込んでいる。鹿除けのクワウンタイ?が林立している斜面に取り付く。
しばらくは四つ足歩行で進む。そうするとようやく傾斜が緩くなった。
しかしながら、南南東尾根に1箇所だけある難所が行く手を阻む。
足尾の山はほとんど樹木がないので土壌が雨に直接当たり、土砂の流出が著しい。尾根伝いに行くのが難しいので、向かって右側を慎重にトラバースしながら斜上する。
やっとの事で上がったところはちょっと楽園っぽかった。振り返ると結構いい景色が拡がっている。
更に進むと、鹿が縦横無尽に走り回った跡が明確な場所に出た。社山も見えてきた。
鹿は結構多そうだな、と思っていたら、案の定私たちを見付けて鹿がピーピー鳴いている。そのうち大量の鹿軍団の移動も見られた。写真では判りにくいが、20頭程の群れの移動は中々壮観だった。
鹿のお出迎えも終わり、急勾配を登っていく。最後だけ雪が出てきた山頂稜線に達した。
山頂稜線だけ雪がある。というか、南面の足尾側には雪がなく、北面の日光側だけに雪があった。
3時間ちょっとの登りで山頂に到達。ここからの中禅寺湖そして男体山の眺めは素晴らしいの一言。
振り返ると出発地の駐車場が遙か向こうに見えた。
写真を撮り、行動食を摂取してから今度は長大な南尾根(仮称)を目指す。
南尾根は南南東尾根に比べて水平距離が長い分、基本なだらかな下りだった。ここでもびっくりして右往左往する鹿達に出会う。そうこうしているうちに雨量観測小屋が建っている場所まで到達した。
前回来たときはこの小屋を過ぎてしばらく下ったところに、道標に導かれて尾根に向かって左側の山腹を斜降出来たのだが、道標を見落としてしまいそのまま尾根の下降を続ける。どなたかのブログに、尾根に向かって右側、安蘇沢林道のカーブミラーから尾根に上がったと言う記録があったので、たぶん大丈夫だろうと思い、それらしきところまで来たところで、右側の急勾配を樹木を掴みながら降ったら、ダイレクトヒットでカーブミラーに到達できた。
あとはのんびり林道を歩き、出発場所に到達。冬の寒い時期で休憩をほとんど取らずに歩いたこともあり、行動時間は6時間を切っていた。
コースタイム:銅親水公園7:14ー10:29社山10:56ー13:13銅親水公園
メンバー:H高、他1
記:H高