二岐山 福島の紅葉登山と温泉

2021年10月30日

みなさんこんにちは!!

3月に大宮労山を退会しましたO賀です。4月より地元である千葉県の労山で岳人あびこと言う山岳会に入会し、夏には蝶ヶ岳、9月には苗場山、今は筑波連峰の山々に登っています。

この度、H田さんからT村さん経由で、紅葉の温泉と二岐山登山に誘われました。大宮労山を辞めても声をかけていただき、ありがとうございます。感謝の気持ちで感想文をお届けします。 

金曜日、T村さんの車で現地入り、今日の宿は「ふじや旅館」山の中の素朴で家庭的な温泉宿です。東京出身の若旦那が毎朝、山できのこを取ってきて料理に出してくれます。そのうえ、iPadできのこの写真を見せてくれました。「あす登る二岐山にもありますよ」と言うものだから、期待で胸がいっぱい…ようし、がんばるぞ!!

土曜日、T村さんとH田さんが今日は山に登らず、周辺の散策をすることになったので、H田さんのご主人と登山道まで車を走らせました。途中に「御鍋神社」を見学。思っていたお鍋とは違い、ご飯を炊く炊飯釜でしたが、大きさが馬鹿でかい!! 平家の落人が使ったお鍋だとか…これは見る価値がありますよ。

二岐山の登山口を9時過ぎにスタート、大きなブナの木と苔の原生林で、先頭を歩いた私は、道を間違えそうになると、後ろを歩くH田ご主人が「こっちですよ」と声をかけてくれました。

下ばかり見て歩いたのでいつの間にか登山道を外れてしまい、大変なことになったので、「ピンクのテープは、ピンクのテープは」と探して辿っていきました。

御鍋神社

地図の等高線で見るより実際に歩くと急登に感じられたのは、段差が大きいので「よいしょ」と腹筋を使って這い上がったからだと思います。

 男岳の頂上はすでに先客がおり、H田ご主人は「風もなく登山日和ですね」と元気に明るく声をかけて気さくにお話をしている。私はバーナーでコーヒーを入れる準備に忙しい。しばらく待つと、今日の早朝大宮を出発したK原塚チームが上ってきました。「お疲れさん」山頂からの眺めは素晴らしく、猪苗代湖、磐梯山、飯豊山、尾瀬の燧ヶ岳、うっすら雪が積もった会津駒ケ岳のパノラマが広がり、気持ちも晴れ晴れです。女岳の方には今日は行かず、下山しました。

 今日の宿は秘湯を守る宿「大丸あすなろ荘」です。渓流沿いの露天風呂は紅葉がきれいに見えて良いお湯でした。食事に松茸の土瓶蒸しが出て、美味しかったですよ。それにも増して、白飯の白ご飯が私には美味しく感じられ、田舎は良いなぁ~と一口一口かみしめていただきました。

日曜日、皆疲れたので予定を変更して観光に…私たち4人は、大内宿、塔のへつりに!! 二岐山はブナが多い山なので紅葉はさほどでしたが、会津に向かう車から見える山並みの紅葉の見事な事…あっちこっちと周りを見回していました。今が一番、紅葉の見ごろです。

それからの買い物の忙しい事といったら…地元のグルメのしんごろう餅、じゅうねん味噌、ほしの金貨(りんご)、みしらず柿(渋柿)と珍しい食べ物をお土産に持ち帰り、おなかも心もご馳走様!! 二岐山は思い出に残る山行になり、また行きたい場所になりました。誘っていただき、ありがとうございました。

御鍋神社で安全登山祈願

0月29日、二岐山に登るために四人で前日二岐温泉「ふじや」に泊まる。宿の夕食は沢山の種類のキノコ、名前の説明があったが、覚えられない。今朝、若旦那さんが山で取ってきたものばかり。特に天然マイタケは美味しく見事だ。また、「ねまがり竹」の焼いたものをマヨネーズで食べた。これも美味い。そして、いわなの刺身と、いわなの塩焼きがこれもうまかった。美味しい料理とかけ流し温泉とフカフカのお布団。ゆっくりぐっすりよく眠れた。心も体もホカホカ温まる良い宿だった。

30日、二人が宿でゆっくり休憩したいということで、安孫子労山のO賀さんと二人で出発することになった。8時30分二岐温泉を車で出発した。ガタガタ道の林道を約10分で駐車場に着いた。行きに「御鍋神社」に寄り、安全登山を祈願し、標高970mの登山口から出発。早速ブナ林の急登、八丁坂の急坂になるとミズナラ、あすなろの樹等が多くなり、ゴロゴロ石の登山道が続き、歩きづらい。やがて、穏やかなブナ平に着く。湿地帯らしく、登山道が川のようになっていた。

さて、いよいよ男岳を目指しブナ林の急登を登る。【これより490mで山頂】という標識を見て、「ああ、もう少しだな」と、思ったが、胸突き八丁の凄い急登。段差の大きい石で、両手で木の根っこや草木につかまりながら、自分の体を持ち上げるのに、一苦労した。ああ、Y子さんを連れて来なくて本当によかった、Y子さんが来てたら、もう、大騒ぎだ。あの490mという標識から、すごく長かった。3回ぐらい立休憩をし、息を整えた。大汗、びっしょりだ。やっと待望の男岳、11時25分山頂到着。石ころゴロゴロの山頂で二等三角点があった。また、シャクナゲの木がいっぱいだ。6月頃来れば満開の花で山頂は覆われることだろう。想像しただけで胸がワクワクしてしまう。

今日は晴天に恵まれ、展望抜群360度大パノラマの絶景で、猪苗代湖、飯豊連峰、安達太良山、磐梯山等福島県の山全てが見えているようです。ほっとしたのか、急にお腹がすいた。旅館で作ってもらった握り飯食べた。O賀さんが美味しいコーヒーを淹れてくれた。O賀さんも本当によく頑張ったと思う。下山は休憩無し、一時間で一気に下りて来た。こんなすごい急登の山は今まで経験したことがない山だった。

メンバー:H田と、H田よ、T村、O賀

ルート :ふじや旅館~お鍋神社~二岐山男岳~大丸あすなろ荘

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