2023年9月3日
薄曇りの朝、北本を榛名黒岩の岩場に向かって、出発。私は、初めて参加する月例クライミングで、ちょっと緊張…。
2時間ほどで榛名黒岩クライミング者のための路肩スペースに到着し、駐車。ザックを担いで岩場へ。徒歩5分ほどで南面に到着。ハーネス・ヘルメットを着用し、ギアをかけ、準備を整えます。
私を含めた新人さん3名(S山さん、Y田よさん、K西)の今日の課題は、終了点におけるロープワークとマスターリードの2点です。
まずは、終了点でのロープワーク作業についての練習です。
①後続の登攀者がいる場合の方法
②自分が最後の登攀者の場合の方法(結び換え)
この2通りをマスターすることが本日の新人さんたちの課題です。先輩方が壁前のテラスで2本の木にスリングとカラビナをかけて終了点の見本を作ってくださいました。そこで先輩方が注意点とともにお手本を示してくださり、続いて新人さんたちも練習。カラビナの向き、セルフの長さ、既存の終了点の状態確認などなど、たくさん確認することがありました。ここでミスしたらそれこそ大事故につながるので、真剣に気を引き締めて学びます。
いざ、岩場での実践練習です。ピラミッドフェイスにあるやさしめのルートを、まずはS田とさん、Y田あさん、T田さんがリードで登り、ロープをかけてくださいます。そのロープで新人さんたちが登りつめ、終了点で留まっている先輩方から実践しながらの指導を受けます。私は、セルフビレイをかける場所、かけ替えの際に作る八の字のロープの長さ、ほどいたロープの処理の方法など丁寧に教えていただきました。
次は、新人さんたちがマスターリードに挑戦。カラビナの向き、かける体勢などに注意しながら、慎重に登っていきます。私は、1本目のリードで向きが反対になるカラビナがあり(オブザベした時はカラビナをかけてから左側に行くぞ、と思ったのですが、実際は右側へ)、2本目はその点を修正しながら登りました。
本日の課題のための練習があらかた終了し、隣の南面の夏子(5.8)を登りにいきましたが、かなり苦戦!核心の部分に8度くらいトライしてやっと登れました。ほっ。ここ、本当に夏子?長時間のビレイとなってしまい、お付き合いくださったビレイヤーのS田とさんに感謝です。
南面で人気の学友会ルートを登りにいきました。が、途中で足を滑らせてフォール。ここで私は終了に。T田さんに、もっと足のつま先で登ること、スラブではもっと足を岩場に押し付けて登ること、インドアと岩場は違うことを肝に銘じ、岩場での練習を重ねることが大事とアドバイスをいただきました。
最後に練習岩上のルートを登りました。結び換えをして下りてくるようにという課題。終了点に到着してセルフをとって、ロープを通したところ、あれ?なんか違う・・・どうして?と戸惑っていると、下からS木さんとY田あさんがちゃんと見てくださっていて、通すところが違うよ〜とアドバイスくださいました。あ、そうか!と納得、やり直しをして、無事終了、降りることができました。
Y田あさん、S木さんは、あひるルートにトライされていました。5.11cというとんでもなく難しいルートで、雲の上の方々の登りをじっと見つめつつ、片付けを始めました。
本日の月例クライミングは、とっても勉強になりました。岩場の厳しさを改めて痛感し、丁寧に登ること、なん度も確認することの重要性を学びました。またロープは伸びるので、そのことも頭に入れて登ることが大切です。
とても楽しいクライミングでした。先輩方の指導に心より感謝申し上げます。
■メンバー S田とさん、S木さん、T田さん、Y田あさん、S山さん、Y田よ要一さん、K西
■ルート 榛名黒岩 東面 岳友会ルート、あひる、夏子 他
記:K西