独鈷山  てごわいコースで恵まれた「山の幸」

山行実施日;2009.09.27
参加メンバー;Lantana(L)、Hama、G1

昨年の秋、長野県の無言館を訪れた際、目の前に鋸の刃のように切り立っている妙義山のミニチュア版のような山が大変気になった。「小学生も登る」と聞いて、急にやる気をおこした。
西前山コースは手ごわいと地元の人からきいていたが、今回、その手ごわいといわれる西前山コースから出発することになり、登る前から、ドキドキ緊張していた。9時15分出発。天気は曇り。無風。リーダーが先頭。登り始めてすぐ、「蛇!」悲鳴に似た小さな叫び声を聞いてしまった。いちもくさんにその場を逃げ出し、登山口入口まで戻ってしまい、「どこに、いるの?」と、パニック状態になっている私。「この蛇、全然逃げないわ」という恐ろしい声。やだーどうしようこれじゃあ登れない。と、騒いでいると、「ほらほらやっといなくなった。オレンジ色の蛇だから、ヤマカガシかな」というリーダーの声を聞いて、やっと安心。(いやはや、・・・とにかく蛇は苦手)最初のスタートから、ビビってしまった。
登山道はしっかりしている。登山道脇に「頂上まであと?分」の標識が、登るたびに出てきて、勇気づけられた。このコースは最初から最後まで傾斜が急で滑りやすい急坂。上部は岩場も現れ、虎ロープが架けられていた。急斜面を滑らないように木の根、石、岩場にかじりつきながら、どんどん高度を上げていく。この日はとにかく蒸し暑かった。額から、汗がポタポタ流れおち、目の中に入り、目がいたい。眼鏡のレンズに汗が湖のようにたまり、前が見えなくなって、「ちょっとタイム」幾度も眼鏡をはずし、汗を拭いレンズもタオルでふいた。顔を拭いたり、眼鏡を拭いたり、木の根っこを握ったり、かじりついたり、実に忙しかった。リーダーはザックからうちわを取り出し、バタバタやりながら「暑い、暑い」を連発。「今日の山はあさひだけより、きびしい」といっていた。「あさひだけ」って、日本にはいくつもあるけど、どこのあさひだけかな?と、思っていたが、北海道の旭岳との事。それなら、納得。
山頂はあまり広くないが、真ん中に石の祠と二等三角点があった。絶壁の岩場の木々の紅葉が実にきれいだ。塩田平、上田市内がよく見える。黄金色の輝く田んぼが美しい。別のルートから登って来た人が、登山口でシマ蛇とヤマカガシ二匹を見た。と言っている。「この山は蛇と虫の多い山だ」と、聞いて、展望を楽しんでいた我々はちょっと複雑な気分になった。平井トンネルから、小学生(低学年から高学年)大人、総勢20名ほど、ワイワイやりながら、やってきた。地元の人でしょう。決して楽なコースではないのに、よくがんばったものだと、感心してしまう。
昼食を取り、沢山湖コースを下山することになった。急斜面の急降下、大岩のトラバースと、転げ落ちそうで厳しかったが、西前山コースを下山するよりまだましだ。
このコースで一番嬉しかったのは、「山の幸」に恵まれた事。山栗、(山栗は両手いっぱい夢中で集めまくりました)。また、クルミ、アケビ(もう中身は空っぽ)、きのこ。山の麓で「松茸料理」の、のぼりをたくさん見たので、この山に松茸があるにちがいないと探したが、見当たらなかった。残念。
かわいい青蛙が沢沿いにぴょんぴょん。蛇の喜ぶごちそうがあるんですね。林道近くの登山道に黒っぽい色のウンチが「ベチャ」糞バエがブンブン飛んでいる。これは誰の・・・?」そう思った途端、足が早くなった。(熊?)
麓はブドウ、りんご、柿の実がたわわに実り、田んぼは稲刈りの真っ最中。「松茸料理」の、のぼりがハタハタとはためいている。「松茸料理」が食べたいよー。
帰り、別所温泉「あいそめの湯」に入った。硫黄のいいにおいのするよい温泉だった。今日は収穫があり、充実した気分。(Hama記)