山域・八ヶ岳 初秋の八ヶ岳を仲間と縦走

2023年9月30日・10月1日

八ヶ岳赤岳は個人山行で行こうと考えていたが、H高さんが県界尾根から赤岳~縦走を会山行で計画されていたので、渡りに船と思い参加しました。

9/29夜、Y田さんと合流すべく家を出発。ところが、利根川を渡る橋で大渋滞にあい、電車の駅まで1時間半もかかってしまい、30分の遅刻。なんとかY田さんと合流し、H高さんの待つ寄居PAへ向かった。

寄居PAH高車と合流後、稲子湯駐車場にY田車をデポして、美の森駐車場へ移動し、テント設営がam2:00ごろ。そそくさと仮眠を取るべく横になった。ところが、am3:00ごろテント脇を歩いていたであろう人物Xが、テントを踏みつけ、僕の右足まで踏んづける始末。僕は思わず“痛い”と言葉を発したが、人物Xは逃げて行ってしまった。まったくどこ見て歩いているんだか。おかげでほとんど眠れず。。。

9/30am4:30起床、ご飯を食べて、テントを撤収し、県界尾根登山口へ向かった。路肩にH高車をデポして、am6:20出発。空は曇天だが、雨は降っていなかった。しばらくは、H高さんのペースで軽い登りの道を進んだ。Am6:45ごろ、県界尾根の登り口から小天狗へ向かう急登にY田さん先頭にして取りついた。結構な急登だが、何とかam8:00過ぎに小天狗に到着。さらに大天狗にはam9:30過ぎに到着。非常に順調なペースで、この分だと相当早く赤岳山頂に到着するのではと思った。 

大天狗でひといき

ところが、ここから鎖場やはしごが連続し、なかなかの急登のため、ペースはゆっくりになった。時折雲の切れ間があり上の景色も見え始めた。11:07展望山荘との分岐を通過し、たまに八ヶ岳ブルーの空を見ながら、12:20ごろようやく山頂に到着した。

瞬間だった八ヶ岳ブルー

西からの風は強いが、ありがたいことにときたま景色が見えた。山頂の風のあたらないところにて行動食をとり、さあどこまで行くか相談した。

赤岳山頂ぅ~!

もともと今日の目的地はオーレン小屋であったが、そこまで行けるか。リーダー曰く、あと4時間もかからないのではとのことであったので、pm0:50、オーレン小屋を目指して横岳方面へ出発した。

中岳と阿弥陀岳の眺め

赤岳展望荘への急勾配を下り、左に阿弥陀岳や諏訪湖を眺め、八ヶ岳の東と西で紅葉の進み具合や植生が違うねなどと話しつつ、順調に地蔵の頭に至った。

赤岳展望荘にて

しかしながら、この先の横岳・奥の院までの道が難儀だった。地図ではよくわからなかったが、ピークの登下行が鎖場やはしごで連続し、西からの強風も相まってなかなか時間がかかった。台座の頭をようやく越え、硫黄岳山荘に着いた時にはpm4:00近くになっていた。そこからオーレン小屋まではあと2時間くらいかかりそうだし、日の入りはpm5:25ごろ。そこで、リーダーの安全面における判断から、今日は硫黄岳山荘で泊まろうとなった。

硫黄岳山荘は人気の小屋らしく、ウォシュレット付きトイレ、シャワー、wifiが完備されていて、支払いもバーコード決裁できた。さすが八ヶ岳の山小屋!

硫黄岳山荘の中

私たちは食事の準備があったので、ガス使用OKのテーブルを占有し、H高さんにすき焼きとそばをふるまっていただいた。驚きはH高さんのザックから、大きいフライパンが出てきたこと。なんでも、これじゃないと、、、とのことだった。Y田さんにジョッキビールとワインをご馳走になり、お二人に感謝、感謝。

リーダーがこだわったすき焼きと鍋

オーレン小屋でのテント泊はできなかったけど、仲間と重い荷物を担いで山に来て、食事を囲み、普段しないような話をして、つくづく仲間との泊山行っていいなあと思った。Pm8:00消灯とのことで、あったかい布団で就寝、爆睡。

10/1am4:30起床。外は雨だった。雨男の私が本領を発揮したのかもしれなかった。H高さんによるとam3:00ごろから大雨だったそうな。この雨でテントにいたら大変だったろうなと思うと、小屋泊まりは大正解でした。テーブルを占有し、アルファ米、納豆、いりたまご、ウインナー炒め、みそ汁の安定感抜群の朝食でお腹が満足。今日はどういうルートで歩くのかなと思っていたら、リーダーから硫黄岳~夏沢峠~本沢温泉~しらびそ小屋~稲子湯で行こうということで、同意。雨中の山行ということもあり、稲子湯までの最短ルートだと確認した。根石岳や天狗岳は次回以降の宿題に。

Am7:00ごろ小屋を出発した。小屋の外に出ると、思っていたより雨は弱く感じたが、相変わらず風が強く、改めて安全に稲子湯まで行くことを考えた。硫黄岳周辺の景色のないガラガラ道を、ケルンを目印に歩き、am8:00、夏沢峠・山びこ荘に到着した。

硫黄岳の道標

その先は樹林帯の中を進み、本沢温泉に至った。雨の中でも野天風呂に浸かっている方がいた。

本沢温泉で小休止

本沢温泉で小休止して、しらびそ小屋までは、ほぼコースタイム通りに歩いた。あとは、稲子湯へ向けて沢伝いの道を延々と下った。そのうちだんだん天気が良くなってきて、稲子湯に着くころには雨にもあたらなくなっていた。  

Am11:30ごろ、デポしたY田車に到着した。無事に山を降りてこられたことに、感謝。今回は雨が降っていたこともあり、夢中で歩いていた。次回来るときには、良い天気の中、周りの様子を見ながら歩きたいなと思った。あとは、稲子湯に浸かって(モンベルクラブで割引あり)、日高車を回収した後、レストラン141(肉うまい!)で食事して、さいたまに帰りました。H高さん、Y田さん、どうもありがとうございました。また、会の泊山行に参加しようと思います。

以下、今回の八ヶ岳山行で思ったこと。

・八ヶ岳では、大きな荷物を背負った方はほとんど見かけず、装備の軽量化が進んでいることを改めて感じた。たぶんヤマレコなどのコースタイムは、軽量装備の方の時間なので、荷物が重い時には、時間的に余裕を持った計画が必要だと思った。ただ、大きな荷物を担いで目標に至ったときの充実感は個人的に大きい。

・テント泊もいいけど、営業小屋泊まりも良かった。会山行の時には、営業小屋泊まりも選択肢に入れたらいいと思った(出費が大きいけれど)。ちなみに、私はトイレのある避難小屋泊が一番好み。

・レインコート上下が古くなってきたので雨が盛大に染みてきた。靴にも雨が染みてきたので、買い替えねば。出費がかさむ。とほほ。

日程とルート 

9/30 6:20八ヶ岳赤岳県界尾根登山口~8:05小天狗~9:30大天狗~12:20赤岳山頂~地蔵の頭~14:40三叉峰~横岳・奥の院~15:50硫黄岳山荘・泊、

10/1 6:50硫黄岳山荘~7:20硫黄岳~ 8:00夏沢峠~8:50本沢温泉~10:20しらびそ小屋~11:30稲子湯駐車場

メンバー 

L:H高、SL:Y田み、記録:iNOS

赤岳頂上山荘にて、窓に映り込む私

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