秩父 破風山・美の山 仲間との忘年交流山行

2021年12月18日~19日

12月18日、19日と、忘年山行に参加した。かえりみれば今年一年間も「コロナ、コロナ」で明け暮れた。「新型コロナ」の恐怖は3年目に入る。ワクチン接種も山の仲間に協力してもらい、ネットで予約をしてくださり、やっと、無事2回ワクチン接種を終え、すべて新型コロナの恐怖は解決できると思ったのに、また、新たな「オミクロン株」に打ちのめされている。そんな中、「忘年山行」を計画してくださった方に感謝したい。

18日は6人で「破風山」に登った。それぞれ「前原の不整合登山口駐車場」に集合した。新しくできた駐車場で20台ぐらい止められます。この山は今までに3回ぐらい登っていますが、もう、すっかり忘れている。今日は「高橋沢コース」から登った。途中まで舗装された沢沿いの道を進む。その後急斜面、階段、またまた、急斜面の厳しい登り、植林の中、暗い暗闇の中で「鉄砲撃ち」がオレンジ色の上着を着て潜んでいた。どうやら鹿を追いかけているようです。なんだか怖い。

ようやく視界が開け、武甲山が見えて良い景色になってきた。「ゆず園」だ。ほんのりゆずの香りがどことなくしている。ゆずは殆ど、収穫が終わっていたが、それでもまだ、残っている。ゆずの木もあり、手を伸ばしたいところだが、しっかり、囲いがしてあり、ガードが堅い。岩場の馬酔木の登山道を進み、山頂に到着した。真っ青な広い空、真冬とは思えない暖かい山頂だ。

大勢の人達が休憩していた。我々も暖かい場所を見つけ、昼食を取る。展望抜群でとっても気持ちのよい山頂だった。記念写真を撮り、「桜ヶ谷コース」を下り、「椋神社」に出た。秩父事件で有名な椋神社かと思ったが、違っていた。「椋神社という名前の神社は秩父には5か所あるよ」と、地元のお爺さんが教えてくれた。

今夜の宿は「ナチュラルファーム農園ホテル」だ。武甲山が目の前に聳えている小高い丘の上にある。ホテルのフロントからは、秩父連山が全て見えている。特に、両神山が立派だ。今回の大きな目的は、「大宮労山」の古い会員で、元会長のO栗さんとハイキング仲間が交流することだ。ホテルに到着すると、もう、O栗さんはついていた。ニコニコと明るい笑顔が爽やかなO栗さんはとっても元気だった。そして、千葉県からT村さんが夕方ホテルの送迎バスで到着するが、ちょっと疲れて部屋で座り込んでいた。すると、S水つさんが「もう、そろそろ、T村さんがバスに乗って到着するはずだ」と、スッと立ち上がり、迎えにフロントまで下りて行った。S水つさんは静かだけど、心使いが優しい。そして、二人で部屋に現れた。総勢8人で展望抜群の食堂で夕食を共にした。

翌日、19日は「美の山」にハイキング。ハイキングの後、昼食はO栗さんお勧めの「ピザ」店、上吉田の「デリカフェ和・て~ら」に行った。色々な種類のピザを美味しく味わうことができた。お腹いっぱいになって、「忘年山行」は終了。

実は今年の6月26日H原さんが病気で亡くなった。ハイキングの時はいつも私の後ろを歩き、危なそうな時はしっかりガードしてくださった、とても頼もしい若々しい男性でした。2年前の夏、コロナの前だった。小学生の孫と3人で「高峰山」に一緒に登り、帰りに、「高峰温泉」に行きH原さんは孫と温泉に入ってくださった。湯上りに、二人でビールを飲んだ時、病気を打ち明けられ、「明日から入院だ」と言った。びっくりして、自分は何と言ったらよいのか分からなかった「今の医学を信じて、また、この高峰山のあずまシャクナゲを見に登りましょうね。頑張って、頑張って!」硬い約束をして山を下りましたが、でも、この約束は叶うことがなかった。孫は「おじさんと温泉でいっぱいお話しして楽しかった。それなのに、これって永遠の別れ!」と、ポツンといった。

どうして、何故、どうして、難しい病気になってしまったの? その後、コロナの時代になり、知人はおろか家族すら面会がままならなくなり、本人は寂しかった事でしょう。一生忘れられない非常に残念な出来事でした。

皆さん、来年こそ、よい年でありますように。

■メンバー

LS々木、K端、H田よ、H田と、N部、T村、S水つ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■ルート

1日目

破風山登山口大淵駐車場~薬王寺~ゆず園~

破風山山頂~桜ヶ谷~椋神社~大淵駐車場

宿泊 農園ホテル

 

2日目

農園ホテル~親鼻・美の山登山口P~美の山山

頂~美の山登山口P 解散

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