北アルプス・白馬鑓ヶ岳 白馬鑓温泉残雪の記

2022年5月7日~8日

8月に予定している北鎌バリの親睦登山と言うことで、今回、H間さんに白馬鑓ヶ岳山行を計画して頂いた。

準備段階で、こんな重い荷物を背負って山登り出来るのかなと半分不安半分楽しみな気持ちで当日を迎えた。

5/6の夜、東大宮で集合し、T橋さんを途中でピックアップし、さんさんパーク白馬で車中泊した。

5/7早朝に朝食をとり登山口に向けて出発した。6時半過ぎ、既に駐車場はいっぱいに近い。登山の支度をして出発した。

班を二つに分け、先発の山スキーの二人は早々に出発した。後発の私とT橋さんはアイゼンを付け、H間さんはスキーで私達のペースに合わせて進んでくれた。

私は今までの人生の中で担いだ事の無い重い荷物を背負ってノロノロ歩いた。H間さんから「自分のペースでいいよ」と優しい声をかけて頂いたがなかなか前に進まない。H間さんの背中がどんどん遠のいてしまう。しばらくの間足下だけを見て亀のように歩いた。

小日向山の近くまでやってきた。そして小日向山を巻いていくと、見えてきた! 景色のなんと壮大なこと! しばらくほれぼれと見ていた。ゴールの鑓温泉が見える。見えてはいるがまだまだ先のようだ。

そしてまたしばらく歩いた。やっと到着した。なんとも言えない安堵感。を味わう間もなく雪上でのテントつくりだ。H間さんからたくさんの事を教えて頂いた。

小日向山の近くからの眺め 

16時になり早めの夕食。私は夕食当番だったので、前もって作っておいたキーマカレー、ベーコンと冷凍野菜のスープ、缶詰のフルーツ、ウイスキーまで持ってきてしまった。重いわけです。それでも皆に「美味しい!」と言われると持ってきて良かった!と単純に思った。

夕食が終わり、T橋さんともう寝ようかと話していると、H間さんが私達のために温泉に雪を入れてぬるくしてくれて、温泉に入ったらと勧めてくれた。それならばと、二人で温泉に浸かり疲れを癒やした。

鑓温泉 かなり熱い

5/8早朝3時。予定では5時出発で白馬鑓ヶ岳を登頂するはずだったが、風が強く、夜中に雨も降り、無理して登頂しないことになった。またしばらく眠った。

雲海と朝日

5時になり起床。T橋さんに朝食を用意して頂いた。

ニンニクやチーズ、ソーセージの入ったトマトリゾット、かなり美味しく皆で平らげた。

この日は登頂しない代わりにH間さんに雪上訓練をして頂いた。

アバランチ訓練。本では読んだことがあるが、初めての経験で大変ためになった。その後、下山の途中の猿倉台地で雪上アンカーの取り方やビレイシステムなど教えて頂いた。こちらも実際に体験したのは初めてだ。

その後はスキーチームとアイゼンチームと分かれて下山した。

今回の山行は自分にとって初めて体験することだらけで、本当にためになったし、大変な思いをして見えた景色の素晴らしさに感動した。そして、スキーでの下山を羨ましく思った。来年は山スキーを始めようかなとまじめに考えている。

■メンバー:H間、T橋、I田、他2名

■ルート:<5/7>登山口7:00~小日向のコル9:40~湯の入沢合流10:30~鑓温泉12:00

<5/8>鑓温泉8:40~小日向のコル10:00~猿倉台地11:30~登山口13:00

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